ロールスロイス シルバー・レイス

1946年1月~1959年1月

第二次世界大戦の惨禍で失われたダービー旧工場に代わって、戦後建設されたクルー新工場最初の生産車として、1946年にデビュー。戦争とその後のインフレで経済が疲弊した当時のヨーロッパでは、戦前までR-Rのトップを占めていたフルサイズ40/50PS(=ファンタム・シリーズ)の購買層がほとんどいなくなってしまったことから、ファンタムは一旦('55まで)消滅、戦前まではロワーレンジを占めていた25/30PS系のシルバー・レイスがR-Rのトップグレードとなった。戦後型と称しつつ実質的には旧態依然とした戦前モデルの“焼き直し”が多かった当時の状況に反し、ロールス・ロイスは戦時中にも続行された開発・研究の成果の多くを盛り込み、幻の傑作と称された戦前型“レイス”からは大きく進化したモデルとなった。まずエンジンは、レイス用4.25リッター直6のそれをOHVからFヘッド(吸気OHV/排気SV)に変更、スペック的には一見後退したようにも見えるが、実質的な性能は向上した(ただし出力は伝統に従って未公表)。新ユニットは、キャビンを前進させてモダーンな重量配分を図るために車の前端に搭載されるなど、シャシーも当時最新のテクノロジーに則り、抜本的に改良されている。ファンタムVに後を譲って生産を終えるまでの13年間に、4.5リッター/4.9リッターと二度にわたる排気量アップを受けた。写真はパーク・ウォード製ツーリングサルーン。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 4257cc 2/4 4速MT フロア FR - - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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