創業以来、第二次大戦前までのロールス・ロイスは、伝統的にローリングシャシーのみを製作、ボディはそれぞれ顧客が指名した専業コーチビルダーが架装するのが通例であったが、特にR-R社にとって最大のマーケットとなった北米市場の要望から、初めて制式ボディが与えられるに至った。それが、1949年カナダ・トロントの世界博覧会でデビューしたシルバー・ドーンである。21世紀のシルバー・セラフに至るR-Rのベーシックモデル(もちろん極めて高価であることに大差はないが)、スタンダード・スティール・サルーンの始祖となった。とはいえ、全くのニューモデルではなく、逸早くスタンダード・スティール・ボディを設定していたベントレーの戦後型マークVIに、R-Rのシンボル、パルテノン神殿型ラジエターグリルと、スピリット・オブ・エクスタシーのマスコットを組み合わせたモデルである。ボディは、旧来すべてアルミで架装された伝統的スペシャルメイドボディと異なり、総スティール製である。エンジンは、先にデビューしたシルバー・レイス用と同じ4.25リッター直列6気筒Fヘッド(吸気OHV/排気SV)が搭載されるが、1951年にはシルバー・レイスと同様4.5リッターに拡大される。デビュー時の1949年から'53年までは、事実上の輸出専用(ほとんどが北米市場向け)モデルであった。写真はスタンダード・スティール・サルーン。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 4257cc | 4 | 4速MT コラム | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
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保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。