1959年に登場した英国らしい堅実なスタイルと入念な仕上げが特徴のアッパーミドルクラス向けサルーン。2.1~2.6リッターのP4シリーズよりひとまわり大きいモノコックボディに、旧来からのFヘッド(吸気がOHV、排気がSV)の直6・3リッターを搭載しており、P5と呼ばれた。62年にマークIIとなる際に4ドアのままルーフを低めたクーペも追加され、65年にはマークIIIに発展。66年にはローバーはレイランド・モーター傘下となるが、67年10月にはパワーユニットを軽合金製OHV・V8・3528ccユニットに換装。これは60年代中頃までビュイックやオールズモビル用に使われていたものだが、GMが相当するエンジンを軽量鋳鉄製に切り替えたためローバー社が生産設備の一部とともに買い入れたものである。同時にフォグランプを加え、サイドモールディングの下に細いラインが描きこまれ、新しいホイールを履くなどのフェイスリフトも実施された。車種は従来どおりサルーンと、クーペが存在した。ギアボックスは3リッターのマークIII時代は4速MTと3速ATが提供されていたが、3.5リッターではトルクコンバーター付きのBW35型3速ATだけが組み合わされた。サスペンションは前がダブルウィッシュボーン/トーションバーの独立、後ろが半楕円リーフのリジッドで、ブレーキはサーボ付きのディスク/ドラムだった。BLに統合されてからはジャガーのすぐ下にランクされ、73年まで造られた。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 3528cc | 4 | 3速AT フロア | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
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保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。