スコーピオン スコーピオン・クーペ

1973年1月~1974年1月

イギリスに無数に存在するスポーツカースペシャリストのひとつであるアイネス・リー・モーターが、1973年ロンドンショーで発表したリアエンジンの2座スポーツクーペ。ボディはFRP製で、ガルウィング式のドアのみがスチールで造られていた。サスペンションは前がダブルウィッシュボーン/コイル、後ろがセミトレーリングアーム/コイルという全輪独立で、ブレーキはサーボ付きディスク/ドラム、タイヤは155SR15ラジアルを履く。ステアリングはラック&ピニオンである。パワーユニットは軽合金ヘッド/ブロックを持つヒルマン・インプ用直4SOHC875ccを998ccに拡大し、10.0の圧縮比とストロンバーグのツインキャブによって65PS/71000rpmに強化した、かつてコンペティション用ラリー・インプと同じチューンのものがリアに搭載された。ギアボックスもインプ用の4速フルシンクロだった。ホイールベース2184mm/全長3759mmのコンパクトなボディは車重560kgと軽量で、メーカー発表によれば最高速度160km/h、0-400m加速17.8秒、0-80km/h加速9.8秒という性能を有していた。同じくインプ用のパワートレーンを流用したリアエンジンの軽量スポーツであるジネッタG15やクラン・クルセイダーのマーケットを狙ったが、付加価値税が改正されてキットカーの税率が上がったり、オイルショックが起きたリと発表された時期が悪く、結局、生産には移されなかった。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 998cc 2 4速MT フロア RR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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