スバル 1000

1967年1月~1969年1月

1965年10月に発表し1966年5月から発売したスバル1000は、水平対向4気筒エンジンの前輪駆動をはじめとする凝ったメカニズムを採用し、たちまち熱心な愛好家(後にスバリストと呼ばれた)を掴んだわけだが、これが現在まで連綿と続く伝承物=レガシィの所以たるところ。そして1990年代の世界ラリー選手権WRCでの活躍は、1967年11月に追加発売されたこの人気モデル、スポーツセダンが原点となった。標準型と比べると、EA53型4気筒OHV・977ccエンジンはツインキャブ化と高圧縮比化などで55psから67psへとパワーアップし、性能面では実用最高速度を130→150km/h、0-400m加速を19.9→17.7秒へと向上させた。4輪トーションバー独立の足回りはバネなどを固め、車高を15mm下げ、インボード前輪ブレーキをディスク化し、初めてラジアルタイヤを標準装備。内外装では黒いグリル、フロアシフト、ヘッドレスト付セパレートシート、3本スポークのステアリングホイール、丸形3連メーターなどでスポーツムードを高めた。1969年3月からは、EA61型系1088ccエンジン(62/77ps)に載せ換えるマイナーチェンジを行ない、車名をスバルff-1へと改め、この1000スポーツセダンはff-1スポーツセダンへと発展。同年10月、スポーツ系に4ドア・スーパーツーリングを新設。さらに1970年6月のマイナーチェンジでEA62型系1267ccエンジン(80/93ps)を積んだff-1・1300Gを新設(スポーツ系は1300ccに)。1971年4月からは、ff-1の文字を外したスバル1300Gと1100に改称。やがて、1971年10月に始まった次世代モデルのレオーネ・シリーズ拡充に伴い順次車種を削減し、1972年半ばですべて終了した。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
スポーツセダン - 977cc 2 4速MT フロア FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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