前年秋に出ていた軽ライトバンのサンバー・トライ・ハイルーフをベースに、新設計エンジンを積んで誕生した1リッタークラスのワンボックスワゴンで、1983年10月に新発売。軽自動車の寸法枠から解放されたことで、前後バンパーを大型強化して外寸を少し拡大、ヘッドライトを角形デュアルにするなどフェイスリフトを施した。小型ワンボックスと軽キャブとの間に位置する手頃サイズワゴン。室内は3列シート配置の7人乗りとし、フロントシートを回転させての対座モードを初めて実現した。エンジンは新設計の3気筒SOHC・1リッター56psを、リアエンドに寝かせて搭載。そのまま後輪を駆動する2WD方式と、プッシュボタン切替式のパートタイム4WD方式を用意する。足回りは4輪コイルの独立式。前輪にベンチレーテッド・ディスクブレーキを標準装備する。1986年6月、4WDのエンジンを1200ccに拡大。同年8月から1988年2月にかけてパートタイム4WDをフルタイム4ＷＤへと切り替えた。2世代目のドミンゴは、ほぼ10年振りの1994年6月に誕生。やはりその当時のサンバー・ディアスをベースにし、内容的には初代を踏襲していた。リアエンドのエンジンは1200ccのみとなり、この世代ではECVTを新採用。1996年にはキャンピングカーの特装車アラジンを設定した。1998年末頃まで造られた。

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