スバル ff-1

1966年1月~1972年1月

66年5月に発売された富士重工初の小型車であるスバル1000は、総アルミ合金製水冷水平対向4気筒エンジンによる前輪駆動、デュアルラジエターシステム、トーションバースプリングを採用した前後サスペンション、そしてインボードのフロントブレーキと、ユニークかつ先進的なメカニズムを満載した、スバルらしい理想主義的な設計思想が貫かれたサルーンだった。高性能に加え、コンパクトな外寸ながら1500ccクラスに匹敵する室内空間を確保しつつ軽量に仕上げるという、航空機設計の経験が十二分に生かされた合理的なパッケージングも光る。当初は4ドアセダンのみだったが、翌67年に2ドアセダン、11月にはエンジンをツインキャブなどでチューン、足まわりを固め、前輪ディスクブレーキやラジアルタイヤ(国産初の標準装着)などを装備した2ドア・スポーツが登場。69年2月にはマイナーチェンジと同時にエンジンが1100ccに拡大され名称もスバルff-1となった。同年10月にツインキャブユニットを搭載した豪華高性能版の4ドア・スーパーツーリングを加えた後、70年7月には再びマイナーチェンジが施されるとともに1300ccエンジンを積む1300Gが登場、シリーズの主力となる。71年4月に最後のフェイスリフトを受けた後、72年2月、前年秋に2ドアクーペのみが先行デビューしていたレオーネに4ドアセダンが加わったころからフェードアウトし、まもなく世代交代を果たす。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1267cc 4 4速MT フロア FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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