ホンダZが開拓した軽スペシャルティーカーの市場に向け、71年9月に登場したモデル。フロンテ71Wと共通のフロアユニットに載るボディはジウジアーロのアイデアから発展したもので、“ふたりだけのクーペ”というデビュー当初のキャッチフレーズどおり、2人乗りに割りきったことからスタイリッシュなフォルムが実現した。元来フロンテは軽の中では最もスポーティーな性格を誇るが、全高が1200mmに抑えられたため重心はさらに低くなり、ハンドリングはよりシャープになった。バランスのよさでは定評のある水冷2サイクル3気筒ユニットと相まって、走りっぷりはマイクロスポーツの名に恥じないものだった。当初は37PSのハイチューンユニットを搭載したGE/GER/GXの3車種だったが、72年2月には市場の要求に応えて2+2の4人乗りのGXF、翌3月には34PSユニットのGXPFを追加。さらに同年6月には31PSユニットを積む最廉価版GAFと前輪ディスクブレーキを装着した最高級車種GXCFを加えた後、10月には2シーターが廃止され2+2のみとなる。74年5月には37PSユニットが35PSにデチューンされ、それを搭載したGXCF/GXFの2種にバリエーションを縮小された。76年にいったん生産中止されたが、翌77年10月に53年規制に適合した2サイクル550ccユニット登場を機にセルボの名で復活した。軽新規格に対応して拡幅されたボディは開閉式のリアウィンドーを備えていた。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 356cc | 2 | 4速MT フロア | RR | - | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。