1954年9月の道交法改定で変更した軽自動車規格、そして’55年5月に通産省が発表した「国民車構想」に呼応して、自動織機、および二輪車メーカーから発展した鈴木自動車工業が製作した軽自動車。それまでにもニッケイ・タローやフライングフェザーなど、サイクルカー的な軽自動車は存在したが、スズライトは本格的な造りで一応は4人が乗車できる、初めての実用的軽自動車であった。同じ目的で造られた三菱500やスバル360がリアエンジンのレイアウトを採っていたのに対し、スズライトは当時としてはまだ珍しかったFFが選択されていた。これは、設計時に参考としたドイツのミニカー、ロイトのレイアウトに倣ったためである。乗用登録のセダンモデル“SS”に対してこのSLは商用のバンタイプで、セダンのそれを後部に伸ばしたルーフには、のちの2ボックスハッチバックを彷彿とさせる、横開きのリアゲートが取り付けられるなど、見方によっては時流に先んじたモデルであったといえる。ボディサイズに対してやや不釣合いなほどに大径のタイヤはダットサンなどと同じサイズで、それでも当時普通に入手できる中では最も小径のものだった。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SL | - | 360cc | 3 | 3速MT フロア | FF | 3 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。