トヨペット コロナ・マークII

1969年1月~1971年1月

1968年9月に誕生したトヨタ初のアッパーミドルクラス・ハイオーナーカーがコロナ・マークII(後にマークIIへと改称)。モータースポーツ熱の高揚に応え、1969年10月(発表は9月)に新設されたホットモデルがGSS(Grand Super Sportの略)で、「SLよりも速く、GTよりも快適な新ジャンルの高速車」と謳った。マークII誕生当初からSLの名でスポーティー仕様を用意していたが、これはSOHCツインSUキャブだったのに対して新GSSは、2000GTと1600GTに続き高性能DOHCエンジンを搭載したことが最大の魅力点。この10R型DOHCは直列4気筒1858cc、ツインチョーク・ソレックス・キャブレターを2連装し、140psのパワーと最高速度200km/h(カタログ値)を誇った。黒い結晶塗装で仕上げたカムカバーは、この時代のトヨタ製高性能ツインカムの美点。ちなみに当時のカタログには、140馬力をコントロールするため「車に精通した方、ハイウェイ・マナーを心得た方だけにおすすめする」と書いてあり、時代が感じられる。クラッチやブレーキ、足回りを強化し、LSDも装備した。2000GTから流用したバケットシート、本革巻ステアリングホイール、大径タコメーター、艶消し黒の砲弾形ミラー、黒くてシンプルなホイール&キャップなど、マニア心を刺激するのも忘れていない。実戦テストのレースでも活躍。オプションで4点式シートベルトや165SR14ラジアルタイヤ、ルーフレザーなどを用意した。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
ハードトップ1900GSS - 1858cc 2 5速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る