3世代目のカローラ（とスプリンター）は1974年4月に発売。カローラのボディバリエーションは2／4ドアセダンと2ドアハードトップの3種で、それまでの2ドアクーペはカローラ・シリーズで初めて、センターピラーレスのハードトップに代わっていた。機構面はほぼ従来型を踏襲した。モデルライフ半ばまでに50年および51年排ガス規制適合化をほとんど済ませ、1976年1月にはリフトバックを新設定。その後の1977年1月、内外装を含めたマイナーチェンジを機に、いったん引っ込めていたこの2ドアクーペが復活してきた。クーペの顔はリフトバックと同じで、セダン／ハードトップ系とは異なる表情だった。これによりカローラは5種のボディバリエーションを揃えるに至った。と同時に、4気筒DOHC・1600ccはツインキャブから、新たにEFI（電子制御燃料噴射装置）を採用した2T-GEU型110psに進化。モータースポーツシーンで大活躍した2T-G系ユニットの第2世代誕生である。ここでカローラ全車が51年排ガス規制に適合化したことになった。ツインカム搭載のクーペにはレビンGT、レビン、SRと3グレードがそろい、トランスミッションは5速マニュアルのみ、黒いマグスタイルホイールに太めのラジアルタイヤを履いた。ステアリングギア比も若干クイックだった。このあとは順次53年排ガス規制対策を進め、1200ccを1300ccへ拡大し、1978年4月には衝撃吸収式大型バンパー装着などのマイナーチェンジを実施。1979年3月、全車53年排ガス規制対策済みの4世代目へと進んだ。

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