79年9月、トヨタの旗艦たるクラウンは約5年ぶりにフルモデルチェンジして6代目となった。が、先々代MS/RS60系の失敗で明らかなように、デザイン的にも機構的にも冒険が許されぬフォーマルサルーンであるため、外見、中味ともに先代の保守路線を踏襲。フルチェンジといえども大幅なフェイスリフトといった感が強い。一段とスクエアになったボディは4ドアセダン、2/4ドアハードトップ、5ドアワゴンの4種で、セダン/ワゴンは角型4灯、ハードトップ系は角型2灯のヘッドライトをもつ。パワーユニットは従来からの2.6リッターを拡大した直6SOHC2800EFI(5M-EU)を筆頭に、2000EFI(M-EU)、2000(M-U)、2200ディーゼル(L)の4種。ドライブトレーンやサスペンションも先代からの継承である。装備は一段と豪華になり、最上級モデルの2800ロイヤルサルーンには“マイコン”を組み込んだクルーズコンピューターがオプション設定された。80年に入るとサンルーフ付きなどいくつか新車種を加え、10月にはトヨタ初のターボ車である2000ターボを追加。81年8月のマイナーチェンジでは、ソアラ/セリカXXから流用したDOHC2800ユニット(5M-GEU)搭載車を2800ロイヤルサルーンに加えた。また、ターボ付きのM-TEU型を除く直6SOHC2リッターユニットはM系から、新世代の1G-EUに換装された。82年8月に2400ターボディーゼルを加えた後、83年8月に6回目のフルモデルチェンジを迎える。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4ドアハードトップ2800ロイヤルサルーン | - | 2759cc | 4 | 3速AT フロア | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。