大衆キャブオーバーワゴン、ライトエースの3世代目は1985年9月に誕生。スタイリングの一新とともにエンジンを改良し、リアサスペンションは半楕円リーフからラテラルロッド付4リンク／コイルへ、ステアリングはラック＆ピニオン式にするなど、機構面での進化を遂げた。全長3995×全幅1650×全高1755～1965mmのボディ外形寸法は、以前と比べて少し短く幅広い。室内では、運転席をセダンライクなドライビングポジションとし、一部グレードはフルリクライニング式に。2～3列めには、横向きを加えた3ウェイ回転シートやスペースアップシートなどを新採用。新開発レーザー5Kエンジン（1500cc・70psガソリン）をはじめ、改良型レーザー2C-IIディーゼル（2000cc70ps）およびそのターボ仕様（2000cc82ps）、そして従来からのレーザー2Y（1800cc79psガソリン）と4種のパワーユニットを搭載。フルチェンジの翌月にはパートタイム4WDを追加設定。エンジンは2000ccディーゼルターボのほか、レーザー3Yガソリン（2000cc88ps）も加えた。1988年8月のマイナーチェンジではボディ前後のスタイル変更で全長寸法を75mm延長し、シートとダッシュボードも変更。サスペンションにワンボックスワゴン初の電子制御TEMSを取り入れ、2C-Tディーゼルターボを85psへと出力向上。1989年9月は新グレードのスーパーSWと左右スライドドアのSW系5ドアボディを追加。それらの前後にいくつかの特別仕様車や限定車も設定。1992年1月、タウンエースと一元化された4世代目へ進む。

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