通産省(当時)が提案した「国民車構想」から生まれたトヨタ初の大衆車がパブリカで、700ccエンジンを載せた2ドアセダンとして1961年6月に誕生。1963年7月にデラックスを加えて販売を伸ばし、同年10月には初のオープンモデル、コンバーティブルを新設した。その後は1964年9月の一部変更を経て、1966年4月からはボディ前後を大きく改変し、エンジンを800ccに拡大したのがここに紹介した後期型モデル。そのエンジンは独特の空冷水平対向2気筒OHVであり、セダン用シングルキャブの2U-B型36psに対してコンバーティブル用は、トヨタ・スポーツ800と同じツインキャブの2U型45psを載せていた。4速フロアシフトを介して最高速度は125km/h。1966年12月にはソフトトップを特殊樹脂製の脱着式ハードトップと替えた「ディタッチャブルトップ」を新設したが、これを機にコンバーティブルも、計器盤をタコメーターを含む丸形3連に改め、前席を完全セパレート式に改善。1967年9月、今度は45psエンジンを搭載したセダン・スーパーを加えた(最高速度は130km/h)。なお、1967年4月(完全セパレートシート、フルシンクロ化等)と、1968年2月(2U-C型40psの120km/hに。フロアシフト追加、ブラックグリル化等)にはノーマルセダンに一部変更を実施。大衆車の定番たる地位を確保したのち1969年4月発売で、水冷エンジンも加えた2世代目に進化した。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コンバーティブル | - | 790cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
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保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。