70年代の中ごろ、トライアンフの大衆車クラスにはトレド1300／1500、およびメカニカルコンポーネンツはトレドと共有するものの、やや長い旧1500（FF）のボディを用いた1500TCがラインナップされていた。1500TCのボディはミドルクラスのスポーティーサルーンであるドロマイト1850／スプリントにも流用されていたが、このドロマイト・シリーズが好評だったため、その人気にあやかって、76年春から下級クラスもすべてドロマイトの名を冠することになった。すなわちトライアンフの大衆車～ミドルクラスは、すべて同一の4ドアサルーンボディを使用することになったのである。ただしドロマイト1300／1500は、1500HL（1500の高級版）以上のモデルが丸型デュアルのヘッドライトを備えるのに対し、旧トレドと同じ角型シングルヘッドライトだった。直4OHV1296cc・59PSまたは1493cc・72PSユニットをはじめ、前ダブルウィッシュボーン／コイルの独立、後ろ4リンク／コイルのリジッドのサスペンションなど、メカニカルコンポーネンツは旧トレド1300／1500とまったく同一であった。こうしてトライアンフの中軸を成す小型サルーンシリーズとなったドロマイトだったが、その後80年には姿を消した。翌81年10月にホンダとBLの提供によって誕生したアクレイム（日本ではバラード）が1300／1500の市場を引き継ぐことになる。
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| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (名称なし) | - | 1296cc | 4 | 4速MT フロア | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を２輪・４輪を切り替える事が出来る４WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
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2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額（地方消費税額を含む）を含んだ総額表示（内税）となります。
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保険料、税金（除く消費税）、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。