トライアンフ スピットファイア

1967年1月~1970年1月

62年にデビューしたスピットファイアは、ヘラルド1200からフレーム、サスペンションおよびエンジンなどの主要コンポーネンツを流用したオープン2座のライトウェイトスポーツである。65年にマークII、67年にはマークIIIへと発展したが、68年には旧BMCとレイランド(トライアンフの親会社)が合併してBL(ブリティッシュ・レイランド)を形成したため、ライバルであるスプリジェット(オースチン・ヒーレー・スプライト/MGミジェットの総称)と同じ屋根の下に棲むこととなった。71年型からはノーズやテールエンドをフェイスリフトし、リアサスペンションを改良するなどしてマークIVに発展、また74年12月にはエンジンが1.3から1.5リッターに換装され、1500と改名された。この直4OHVユニットは従来のものをストロークを伸ばして1493ccとしたもので、SUツインキャブと9.0の圧縮比により72PS/5500rpmを発生。4速ギアボックスはようやくフルシンクロとなった。車重は790kgと依然として軽く、性能も最高速度161km/h、0-100km/h加速12.0秒に向上した。なおこのエンジン/ギアボックスは、最終型MGミジェットにも流用された。全輪独立のサスペンションは前がダブルウィッシュボーン/コイル、後ろは依然として横置きリーフとラジアスアームによるスウィングアクスルのままであった。オープン2座ボディにはマークIV時代とほとんど変更はなく、オプションでスタイリッシュなハードトップが用意されていた。マークIIIが67~70年までに6万5320台、マークIVが70~74年の間に7万21台、1500が74~80年の間に9万5829台生産され、80年には姿を消すこととなる。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
MkIII - 1296cc 2 4速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

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