トライアンフ・ブランドのトップモデルとして70年6月に登場した2＋2のパーソナルカー。2000／2.5PIを短縮したフロアユニットの上に載るボディは、タルガ風のロールバーを備えたオープンで、オープン／ソフトトップ／ハードトップの3つのスタイルが楽しめ、しかもクローズドクーペにした場合の居住性、耐候性はフィクスドヘッドクーペなみといわれた。スタイリングはトライアンフ各車と同様に、ミケロッティが手掛けている。パワーユニットは新開発のV8SOHC2997cc・146pだが、これは基本的にトライアンフがサーブ99用に設計・生産している（72年以降はドロマイトにも搭載された）、45度傾斜した直4SOHCユニットを2つ合わせて90度V8としたものである。ギアボックスは2000／2.5PI用を強化した4速マニュアルで、3／4速に効くオーバードライブとBW製3速ATがオプション。サスペンションも2000／2.5PIから流用した前マクファーソンストラット／コイル、後ろセミトレーリングアーム／コイルの全輪独立だが、フロントにはアンチロールバーが加えられた。ブレーキはサーボ付きディスク／ドラム。ラックピニオンのステアリングにはパワーアシストが標準で付く。最高速度は193km/h、0－97km/h加速9.7秒と、性能的にも高い水準にあった。72年に小改良が施されて4速マニュアルギアボックスにオーバードライブが標準となり、76年型からは新デザインの軽合金ホイールを履いた。77年には2000／2500系とともに姿を消した。
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| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (名称なし) | - | 2997cc | 2 | 4速MT＋OD フロア | FR | - | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を２輪・４輪を切り替える事が出来る４WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額（地方消費税額を含む）を含んだ総額表示（内税）となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金（除く消費税）、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。