ブラックプールの野心的なスペシャリストであるTVRは、57年に生まれたグランチュラを発展させつつ、グリフィスやビクセン、タスカンなどのバリエーションを造っていたが、72年のロンドンショーでより強固な新しい鋼管バックボーンフレームおよびすっきりとリデザインされたボディを持つ1600M/2500M/3000M(Mシリーズ)を発表した。1600Mは英国フォード製直4OHV1599cc・86PS、2500Mはトライアンフ製直6OHV2498cc・106PS、3000Mは英国フォード製V6・OHV2994cc・137PSエンジンを搭載しており、2500Mは主として対米輸出用だった。FRP製ボディを架装するシャシーはTVR伝統の鋼管をバックボーン状に組んだセパレートフレームで、サスペンションも従来どおり前後ともダブルウィッシュボーン/コイルによる独立、サーボ付きのディスク/ドラムのブレーキを備えていた。75年秋には3000Mにターボチャージャーを組み合わせたホッテストモデルのターボが追加される。次いで76年秋には、リアウィンドー周辺が開閉可能なハッチバックモデルをタイマーの名で加え、外部から荷物の出し入れができないというTVRの欠点はようやく解決された。さらに78年にはコンバーチブルも追加されたが、79年にはMシリーズすべてが生産中止。翌80年にはグランチュラの誕生以来、実に23年ぶりに根本的に新しいボディを得たタスミンにバトンタッチした。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 2994cc | 2 | 4速MT+OD フロア | FR | 2 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。