TVR グランチュラ

1957年1月~1967年1月

'57年にデビューしたグランチュラは、TVRにとっては記念すべき初めてのプロダクションモデルとなった。グランチュラは極端に短いホイールベースに、それと相反するように広げられたトレッド、そしてVWビートル用のトーションバーを流用したトレーリングアームのサスペンションによって極めて俊敏な操縦性を得ていたが、それは大多数のモータリストにとってはトリッキーに過ぎるもので、またデイリーユースに供するには、その乗り心地は余りにもハードであった。'62年春に発表されたグランチュラ・マークIIIはその特製をいくらかでもマイルド化したモデルで、ホイールベースが延長された一方、新たに設計された4輪ダブルウィッシュボーンのサスペンションが与えられた。またラック&ピニオンのステアリングや前輪にディスクブレーキも用意される。これらのデバイスによってシャシー性能に余裕の出来たマークIIIには、マークI、II時代に比べてより高出力・高トルクのMGA1600マークII用BMC・Bタイプユニットの搭載が可能となった。少々奇怪ながら愛嬌のある、不思議な魅力を持ったFRP製のボディは基本的に変更なく踏襲される。'63年秋に、エンジンをMGB用1.8リッターにスケールアップ、更に'65年にリアスタイルにコーダトロンカ化などの変更を受けてマークIVとなる。'67年秋、マークIVは“ビクセン”に改称、グランチュラは10年の歴史を閉じた。写真・データ共に1963年のマークIII。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1622cc 2 4速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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