イギリスフォード エスコート

1975年1月~1980年1月

ヨーロッパ・フォードのエントリーモデルであり、長くイギリスのベストセラーカーの座を堅持したエスコートは、75年1月のジュネーブショーで2代目に発展した。68年のデビュー以来7年間に200万台が造られた初代が、多分に英国流の設計であったのに対して、新型は当初からヨーロッパ全土をマーケットとして開発されており、基本的な仕様はドイツ・フォード製とすべて共通である。一新され、モダーンだが平凡な2/4ドアボディはサイズ的には旧型とほとんど変わらないが、室内空間はかなり広くなった。機構的には初代のそれをほとんどそのまま踏襲しており、サスペンションは前マクファーソンストラット/コイルの独立、後ろ縦置半楕円リーフのリジッドだが、従来は前のみだったトーションバースタビライザーが装着されたほか、各部がリファインされていた。パワーユニットも従来どおりの直4OHVで、基本的には1098cc・44PS、1298cc・54PS/70PS、1598cc・84PSの3サイズ4チューン。ギアボックスは4速MTが標準で、1300以上にはフォード製の3速ATが選べた。ブレーキは1100のベーシックモデルのみオールドラムで、他はディスク/ドラムとなり、1300の70PS版以上にはサーボが備わっていた。デビュー2カ月後のジュネーブショーでは、旧RS1600のそれを拡大したツインカム4バルブユニットを搭載したRS1800、およびそのロードバージョンともいえるRS2000が発表され、限定生産の形で市販された。翌76年1月にはRS2000がカタログモデルとなり、同時に直4SOHC1593cc・196PSユニットを積んだスポーティーモデルが、先代にもあった“メキシコ”の名で復活。79年にマイナーチェンジした後、80年9月にはフルモデルチェンジして3代目となる。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1598cc 2 4速MT フロア FR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

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