イギリスフォード エスコート

1976年1月~1978年1月

76年1月、ロンドン-メキシコ・ラリーを記念して付けられた“メキシコ”の名を持つスポーツバージョンがエスコート・シリーズに復活した。2代目エスコートには当初から“スポート”がラインナップされていたが、それはチューンもギア仕様と共通の名ばかりのスポーツであり、限定生産の形で提供されていたRS1800/RS2000を除けば、メキシコが初めてのホットモデルだった。パワーユニットは先代の直4OHV1.6リッター“ケント”ユニットに代えて、そもそもドイツ・フォードがピント用に設計した直4SOHC1593ccを採用。これは基本的にはコーティナやカプリII用と同じだが、メキシコ用は吸排気の改良によって96PSまでチューンが高められていた。メキシコの発表と同時にRS2000も正式なカタログモデルとなったが、これはデュアルヘッドライトを持つ尖ったノーズコーンやテールスポイラーを与えられたボディに、110PSを発生する直4SOHC1993ccユニットを搭載する。エスコート・シリーズのホッテストモデルは旧エスコートRS1600の後継モデルとなるRS1800で、直4DOHC1840・115PSのBDAユニットと、固められた足回りを持ち、ごく少数が造られた。ギアボックスは3車ともに4速マニュアルのみで、メーカー発表による最高速度はメキシコが172km/h、RS2000が180km/h、RS1800は190km/hに達した。77年にはRS1800が姿を消し、翌78年メキシコも生産中止、残ったRS2000は79年型からラリー・スポートと名乗り、エスコート・シリーズから独立。同時に軽合金ホイールやレカロ製バケットシートを標準装備した豪華版のカスタムも追加された。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1593cc 2 4速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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