フォルクスワーゲン ゴルフ

1974年1月~1983年1月

74年5月にパサート、シロッコに続く新世代VWの第3弾として登場、優れたパッケージングと性能によってその後の小型乗用車の世界に大きな影響を与えた傑作車。ひと足先にデビューしたシロッコのフル4/5シーター版として開発され、2/4ドア+テールゲートのボディを別にすれば、メカニカルコンポーネンツはほとんどシロッコと共用している。コンパクトなボディはシロッコと同じくジウジアーロのデザインになるもので、ホイールベース2400mmと共通ながら全長は140mm以上も短い3725mmにもかかわらず、全高を高くとったため小型車の標準からすればたっぷりとした室内スペースとラゲッジルームを確保していた。フロントに横置きされて前輪を駆動するパワーユニットはシロッコから流用した直4SOHCで、ノーマル/Lは1093cc・50PS、高性能版のS/LSには1471cc・70PSが搭載された。足回りもシロッコと共通で、前はネガティブオフセットが与えられたマクファーソンストラット/コイルの独立、後ろはセミトレーリングーム/コイルの半独立であり、ブレーキはノーマルでは4輪ともドラムだが、Sの前輪にはサーボ付きディスクが付いた。76年型からはS用ユニットは1588cc・75PSに拡大され、またスーパー・ゴルフたるGTIも登場。77年には1588cc・82PSのインジェクションユニットや高級版のGLが加えられたほか、1471cc・50PSのディーゼルユニットを積んだ経済車ゴルフ・ディーゼルがデビュー。78年にはGTIを除く1588ccユニットが新設計の1457ccに換装された。79年にはフェイスリフトが施され、80年には新たに1272cc・60PSユニットが導入されるなど、83年秋にゴルフIIにフルモデルチェンジされるまで改良は続けられた。ゴルフは77年1月に生産累計100万台、78年秋に200万台を突破、79年には年産66万2000台を記録してカローラを抜いて量産車世界一の座についた。以後も現在に至るまでVWの屋台骨を支える世界のベストセラーカーであり、小型車のスタンダードであり続けている。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
LS - 1471cc 4 5速MT フロア FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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