フォルクスワーゲン シロッコ

1974年1月~1981年1月

74年2月、パサートに続くニュージェネレーションの第2弾として、ゴルフに3カ月先んじてVWレンジに組み込まれたシロッコは、ジウジアーロの手になる魅力的なラインを見せる2ドア+テールゲートの4シータークーペ。第1弾たるパサートがアウディ80のVW版にすぎないのに対して、シロッコはウォルフスブルグで最初から育成されたという生い立ちを持つ。またデビューの順番こそ逆となったが、ビートルの後継となる新世代の主力車種がゴルフで、シロッコはカルマンギアに相当するスポーティーモデルである。主なレイアウトおよびコンポーネンツはゴルフと共通で、サスペンションは前がネガティブオフセットを持つストラット/コイルの独立、後ろはトレーリングアーム/コイルの半独立ともいうべきもの。パワーユニットはパサートとは異なりフロントに横置きされ、ギアボックスがエンジンと一直線上に並び、その背後にデフが位置するいわゆるダンテ・ジアコーザ式を採用、左右不等長ドライブシャフトによって前輪を駆動する。直4SOHCエンジンには2タイプ3チューンがあり、ノーマル版は1093cc・50PS、上級のSモデルには1471cc・70PS、高性能版のTSには1471cc・85pが搭載された。パサートよりひとまわり小さいボディはTSのみが丸型デュアルのヘッドライトを与えられ、他は角型2灯である。76年には1471ccユニットが1588ccに拡大され、77年にはゴルフGTIと同じKジェトロニック仕様の110PSユニットを搭載したGTI/GLIが追加された。78年にフェイスリフトを受け、GTI/GLIを除き1588ccユニットが新設計の1457ccに換装された。79年には1588ccユニットが復活するとともにサンルーフ仕様が加わった。80年には1093ccユニットを1272cc・60PSに換装、トランジスター点火方式の採用などの変更が施され、最上級のGTI/GLIには5速MTが標準となった。81年春、2代目にモデルチェンジする。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1471cc 3 4速MT フロア FF 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る