新緑の時期は必見！希少なテングシデの群生地へドライブ　広島県北広島町

北広島町大朝のテングシデ群落は、大小およそ100本ものイヌシデの変種が群生するスポット。天狗の伝説があることからこの変種はテングシデと呼ばれ、曲がりくねった木の幹や枝ぶりが特徴的な珍しい光景が広がる。5月上旬頃の新緑の時期は一見の価値あり。

テングシデが新緑の季節を迎える頃、中国山地各地に伝わる花田植えの先陣を切って「新庄のはやし田」が行われる。テングシデ群落は車で20分ほどだ。サンバイ（田の神様）が打ち鳴らす「ささら」（竹の打楽器）や笛、太鼓が奏でる囃子や田植え歌に合わせて早乙女たちが田植えをする光景は、北広島町の春の風物詩。子ども神楽などのステージイベントも行われる、にぎやかな催しだ。浜田自動車道大朝ICから直進、国道261号線を江津方面へ約10㎞、おおあさ鳴滝露天温泉入口で開催される。

新庄のはやし田から車で約40分の「お菓子工房 尋 －JIN－」は、隠れ家的な雰囲気で人気のカフェ。あっさりした甘さのケーキとおいしいコーヒーは、ドライブ途中の休憩タイムにぴったり。店主が毎日手作りする自慢のケーキを食べに行こう。

テングシデと呼ばれるイヌシデの変種が自生する群落。突然変異した木々が代々群生している地域は大変珍しく、貴重なものとされている。平成12年（2000）に国の天然記念物に指定された。

集落全体で行う田植え行事は、中国地方各地で培われてきた民俗芸能だ。「新庄のはやし田」は、この地方で最初（毎年5月の第2日曜）に行われる、花田植えシーズンの始まりを告げる行事。安芸高田市に伝わる「原田のはやし田」とともに「安芸のはやし田」として、平成9年（1997）に重要無形民俗文化財に指定された。

モンブラン、アップルパイやロールケーキなど定番はもちろん、さくらのショートケーキ、ブルーベリーのタルトなど季節を感じるケーキも豊富。

■テングシデ群落
所在地：広島県山県郡北広島町田原灰谷
TEL：050-5812-6908 / 0826-72-6908（北広島町観光協会）
アクセス ：浜田自動車道大朝ICから車で約15分
駐車場：あり

■新庄のはやし田
開催日：2019年5月12日（日）（毎年5月第2日曜に開催）正午～15時頃
開催場所：広島県山県郡北広島町大朝　おおあさ鳴滝露天温泉入口
TEL:050-5812-6908 / 0826-72-6908（北広島町観光協会）
アクセス：浜田自動車道大朝ICから車で約15分
駐車場：あり

■お菓子工房 尋 －JIN－
住所：広島県山県郡北広島町中祖349
TEL:0826-35-0039
営業時間 ：10～18時
定休日：日・月曜
アクセス：浜田自動車道大朝ICから車で約40分
駐車場：あり

※記事内のデータは2019年3月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]