はるか下の谷底に目がくらむ！絶景・祖谷の渓谷や妖怪屋敷へドライブ　徳島県三好市

祖谷渓（いやけい）は、吉野川の支流である祖谷川沿いに20kmにわたって深い谷が続く景勝地。渓谷を流れる祖谷川が蛇行し、上から見るとひらがなの「ひ」の字に見えることから「ひの字渓谷」とも呼ばれている。なかでも、一番の難所といわれる七曲（ななまがり）に突き出た岩に立っているのが、「小便小僧の像」だ。

断崖に突き出た岩の上に立つ小さな像で、はるか下に見える谷底からの高さは約200m。目がくらみ、足がすくみそうな高所だ。駐車場はないが、周辺の道路幅は多少広くなっていて車を降りて見下ろすことも可能（対向車に注意）。小僧の像は、かつては子どもたちがここに立って度胸試しをしたという逸話にちなんで作られたものだという。

祖谷渓から車で約25分走ると、山城町の道の駅「大歩危」に到着。秘境として知られる渓谷「大歩危・小歩危（おおぼけ・こぼけ）」がある山城町は妖怪・こなきじじいの故郷といわれ、道の駅「大歩危」はこの地に伝わるさまざまな妖怪について展示した妖怪屋敷を併設している。屋敷内には伝説をもとに再現された妖怪たちがいっぱい。まだまだ暑い季節、納涼スポットとしてももってこいだ。

エメラルドグリーンの祖谷川が流れる、深く切り込んだV字谷。新緑や紅葉の名所。

祖谷街道の開設工事の際残された、祖谷川沿いの断崖に突き出た岩に立つ。徳島県生まれの彫刻家、河崎良行（かわさきりょうこう）氏によって1968年に制作された。

大歩危峡を一望する道の駅。妖怪屋敷と石の博物館、祖谷そばや大歩危銘茶などを提供する喫茶コーナーや足湯、妖怪グッズや天然石のアクセサリーを販売する売店などがある。

■ひの字渓谷（小便小僧の像）
所在地：徳島県三好市池田町松尾～三好市西祖谷山村
TEL：0120-404-344（三好市観光案内所）
アクセス：徳島自動車道井川池田ICから車で約50分
駐車場：なし

■道の駅「大歩危」
住所：徳島県三好市山城町上名1553-1
TEL：0883-84-1489
営業時間：9～17時
アクセス：高知自動車道大豊ICから車で約30分
駐車場：あり
◇妖怪屋敷と石の博物館
営業時間：9時～16時40分（最終入館）
入館料：大人500円、小中学生300円、幼児無料
◇足湯
営業期間：3～11月の土・日曜、祝日
営業時間：10～16時
料金：無料
URL：https://wx07.wadax.ne.jp/~yamashiro-info-jp/cp-bin/wordpress/

※記事内のデータは2019年7月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]