霧氷がキラキラ！絶景続きのワインディングロード・高野龍神スカイラインをドライブ　和歌山県有田川町

2020.01.01 14:00

「高野龍神スカイライン」は、高野山と龍神温泉を結ぶ約42.7kmの山岳道路。「紀州の屋根」と呼ばれる標高1000m級の山々を縫うように走り、紀州の護摩壇山（ごまだんざん）山頂付近や五百原（いもはら）渓谷を通る。冬には道路沿いの木々の枝に霧氷が出現することも。霧氷は気温が0℃を下回り、霧が出て風が強い朝に見られるという。よく晴れた朝は、光をキラキラと反射する霧氷と青空とのコントラストが鮮やかだ。

「高野龍神スカイライン」の笹ノ茶屋峠から車で約30分の場所にある「下がり滝」も雪化粧。川や滝が多く流れる和歌山において、五段の滝、銚子の滝とともに湯川渓谷三滝のひとつに数えられている。滝マニアも訪れるという迫力の滝を観賞しよう。

冬景色を楽しんだら、体を温めに温泉へ。「さがり滝」から車で約75分の「かなや明恵峡（みょうえきょう）温泉」は、有田川町の中でもあまり雪が降らない地域にある温泉施設。有田川の渓谷・明恵峡を望む高台にあり、露天風呂から渓谷を見下ろす趣ある温泉だ。無料休憩室や食事処もあるので、ゆっくり休憩できる。

寒い季節ならではの、雪景色をめぐるドライブへ出かけよう。

高野龍神スカイライン

国道371号の一部で、西日本屈指の山岳道路。冬期（例年12月15日～3月25日）は夜間（17時～翌7時）通行止め、日中（7～17時）は冬用タイヤ着装またはタイヤチェーンを携行し、必要に応じて装着を。運転の際は車間距離を十分に取り、一層の安全運転を心がけよう。

: 霧氷（樹氷の一種）は1～2月に見られることが多い。

さがり滝

落差約25mと湯川渓谷三滝のうち最も規模が大きい、有田川支流・湯川川最上流の滝。

: 湯川川上流の湯川渓谷は清流に育つ川魚、アマゴの生息地でアマゴ釣りの名所。豪快なさがり滝は渓谷の谷間にある。

: 新緑、紅葉、雪景色と四季折々の景観が美しい。

かなや明恵峡温泉

ドーム型の交流棟と和風造りの温泉棟からなる日帰り温泉施設。ジェットバスや寝湯、露天風呂を完備。高台に位置しているため、露天風呂から雄大な自然を一望できる。

: 紀州木材を使って建てられたドーム型の交流棟には食堂、休憩スペース、売店コーナーが入る。

: 夜には満天の星を見上げながらの入浴を楽しめる露天風呂。冬は空気が澄み、特に星がきれいに見える。

■高野龍神スカイライン
所在地：和歌山県有田郡有田川町上湯川
TEL：0737-52-2111（有田川町商工観光課）
アクセス：阪和自動車道有田ICから車で約80分

■さがり滝
所在地：和歌山県有田郡有田川町上湯川
TEL：0737-52-2111（有田川町商工観光課）
アクセス：阪和自動車道有田ICから車で約90分
駐車場：なし

■かなや明恵峡温泉
住所：和歌山県有田郡有田川町修理川81-3
TEL：0737-32-5526
営業時間：11～21時（受付～20時30分）
定休日：第2金曜、12月29～31日
入浴料：中学生以上700円、4歳～小学生400円、水曜は女性半額（祝日および繁忙期である1月1～5日、8月10～16日を除く）
アクセス：阪和自動車道有田ICから車で約20分
駐車場：あり

※記事内のデータは2019年12月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]