カーフェリー「フラワーライン」最後の航行、伊良湖・師崎を訪れるドライブルート

​​​​恋のパワースポットめぐりを爽快シーサイドドライブで

青く光る三河湾を左右から抱え込むように伸びる渥美半島と知多半島。温暖な気候、豊かな山海の幸、風光明媚な景観と魅力いっぱいのこのエリアには、今話題の恋愛スポットもいっぱい。フェリーで両半島を結んで走るドライブは、なんといってもデートに最適。国道259号で渥美半島先端の伊良湖岬に辿り着いたら、車を降りて岬付近の散策を。恋人の聖地・恋路ヶ浜で幸せの鐘を鳴らし最初の願掛け。伊良湖岬灯台やいのりの磯道を歩き、ココナッツビーチ伊良湖で恋守りのサクラガイをゲットしよう。フェリーで船旅を楽しんで知多半島へ。師崎港(もろざきこう)に車を置いて、眺望抜群の羽豆岬に鎮座する羽豆神社に参拝。ここではハート絵馬の願掛けを。潮風の中、伊勢湾を眺めながらシーサイドドライブを楽しんで着いた野間灯台では、南京錠をかけての恋祈願。最後に歴史ある究極の恋愛パワースポット・恋の水神社を訪れる。恋の水を供えて願掛けすれば縁結びは絶対間違いなしだ。

ルートマップ:約3時間(約84km)

S:豊川IC

約56.7km 国道151号、国道1号、国道259号、県道2号、国道42号(表浜街道)、 約1時間29分

1:恋路ヶ浜

スポット情報
伊良湖岬灯台付近から日出の石門(ひいのせきもん)まで、約1kmにわたる白砂の美しい海岸。高貴な男女の悲しい恋の伝説が名前の由来といわれ、島崎藤村の抒情詩『椰子の実』の舞台ともなった。平成18年(2006)には、NPO法人地域活性化支援センターのプロジェクトによって、伊良湖岬灯台とともに「恋人の聖地」に選定された。話題の「永遠の愛を誓う3つの鐘」や「願いの叶う鍵」もあり、デートの楽しさもアップ。

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約1.2km 遊歩道 徒歩往復約15分

2:伊良湖岬灯台

スポット情報
愛知県の南端、渥美半島の最先端に立つ白亜の灯台。昭和4年(1929)に建てられて以来、海の安全を見守っている。ここからは三島由紀夫作『潮騒』の舞台になった神島も見渡せ、晴れた日の夕日は特にロマンチック。灯台に続く遊歩道の「祈りの磯道」には、漁夫歌人糟谷磯丸の詠んだ「まじない歌」の歌碑が並び、願いをかけると恋が叶うといわれている歌碑も。平成18年(2006)には、恋路ヶ浜とともに「恋人の聖地」に選定された。

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約0.8km 国道259号 約2分

3:ココナッツビーチ伊良湖

スポット情報
伊良湖港のすぐ隣、平成23年(2011)に伊良湖海水浴場から名称変更したココナッツビーチ伊良湖。7月中旬の海開きからは、カラフルなビーチパラソルが砂浜を彩り、南国ムードいっぱいのリゾートビーチに。真っ白な砂浜と透明度の高いきれいな水が人気で、遠浅の海は家族連れでも楽しく遊べる。この浜で割れていないサクラガイを見つけて持ち帰ると恋が実るとか。夏期にはイベントも開催。平成25年(2013)のビーチ開設期間は7月13日~8月31日。

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約0.6km 一般道、伊良湖港~師崎港(名鉄海上観光船約14km、約40分) 約2分

4:羽豆岬

スポット情報
師崎港を麓にもつ知多半島最先端の岬。岬を形づくる明神山の丘上には羽豆神社があり、岬全体が神域。祭神は夫婦仲のよい建稲種命(たけいなだねのみこと)と玉姫命。ウバメガシのトンネルを抜けて神社に至る800mほどの遊歩道は「恋のロマンスロード」の名もあり、SKE48が『羽豆岬』のミュージックビデオの撮影をしたことでも話題に。近くに『羽豆岬』の歌碑がある。平成25年(2013)4月には展望台が完成。展望台からの大パノラマは圧巻!師崎港~羽豆神社往復約20分。

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約16km 国道247号 約25分

5:野間灯台

スポット情報
知多半島の野間崎に立つ白亜の灯台。正しくは「野間埼灯台」で、高さ18m。大正10年(1921)に点灯以来、伊勢湾を行き交う船を見守っている愛知県最古の灯台で、伊勢湾に沈む夕日の最高のスポットでもある。平成23年(2011)には、灯台前に、恋人と一緒にフェンスに南京錠を掛けると恋愛が成就するという五線譜形のモニュメント「絆の音色」を設置。平成24年(2012)には「絆の鐘」が設置されて、恋人たちの憩いの場になっている。

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約6km 国道247号、一般道 約12分

6:恋の水神社

スポット情報
神社境内に湧く湧水が万病に効くとして、古くから信仰を集めてきた神社。平安時代に、恋人の病を治そうとこの地を訪れた桜姫が、水に辿り着けずに亡くなったという悲話から、縁結びの神様ともいわれている。社務所で紙コップを購入して願い事を書き、拝殿前の井戸の「恋の水」を半分ほど入れる。神棚に供えて鈴を鳴らし、賽銭を奉納し二礼二拍手一礼して神頼みを。

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約2.5km 一般道、県道274号 約5分

7:美浜IC

ベストシーズン

渥美半島、知多半島ともにイチゴ狩りのできる農園が10カ所以上点在。早いところで12月初旬から、なかには6月上旬までイチゴ狩りができる農園がある。

6~10月には渥美半島の各観光農園でメロン狩りが楽しめ、夏の恋ヶ浜にはハマユウがたくさん咲いて目を楽しませてくれる。南知多の奇祭「豊浜鯛まつり」は毎年7月下旬の土・日曜に開催。竹や材木で作られた1トンもの巨大な鯛の山車が練り歩く。海水浴場もあちこちで開設。

10月半ばの「師崎大名行列」は、大漁祈願、無病息災を願って行なわれる羽豆神社の祭礼。知多半島の美浜町や南知多町の観光農園では、10月中旬~11月にミカン狩りやキウイ狩りができる。

10月に解禁され3月まで食べられるのが伊勢湾や渥美湾で獲れる天然フグ。知多半島では延縄漁で釣り上げるフグの料理が格別だ。1~3月の伊良湖岬周辺の国道259号や国道42号沿いは黄色い菜の花で埋め尽くされる。菜の花は田原市の花でもあり、「渥美半島菜の花まつり」も開催。

ドライブ情報

  • 渥美半島の伊良湖港と知多半島の師崎港を結ぶ名鉄海上観光船(名鉄フェリー)のフェリーは、必ず発着時刻などを事前に確認すること。乗船は先着順。
  • 伊良湖岬へ至る国道259号(田原街道)は、田原バイパスの先で渥美湾を眺めてのシーサイドドライブになる。その先は、保美交差点で県道2号に入り、表浜街道と呼ばれる国道42号に出よう。渥美半島南側に伸びる国道42号は、伊良湖岬近くになるまで海を眺めることはできないが、のんびりと走れる道。
  • 伊良湖岬は恋路ヶ浜や伊良湖港の道の駅伊良湖クリスタルポルトに車を置いて散策を。
  • 師崎港には立体駐車場などが完備。羽豆岬はここに車を置いて散策する。野間灯台まで続く国道247号は快適なシーサイドロード。恋の水神社へは中奥田交差点を右折し、名鉄知多新線を越えた先で右折して約1km。

問合せ先情報

  • 渥美半島観光ビューロー 0531-23-3516
  • 南知多町観光案内所 0569-62-3100
  • 美浜町商工観光課 0569-82-1111

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