宇和島城と足摺岬を巡る 愛媛県おすすめのドライブルート

​​​​​​​悠久の歴史巡りルート

旅のはじまりは、江戸時代からの町並が残されている情緒豊かな卯之町からスタート。かつてこの町を行き来する人々も通ったであろう峠道を進み、卯之町も属していた宇和島藩へと向かいます。宇和島城からは宇和島の町が一望でき、江戸時代からの時空旅行もここでひと区切り。ここからはうどん屋やカフェなどに立ち寄りながら、山ではみかん畑、海岸線では養殖イカダが並ぶ青い海を眺めてのんびりとドライブを楽しみたい。気が向いたら、ちょっと海岸で泳いでみるのもオススメ。高知に入り、土佐清水市の中心部を越え海の景色がガラリと変わると、四国最南端の足摺岬までもう一息!絶壁の上に立つ、真っ白な灯台と太平洋を望むと、思わず叫びたくなっちゃうね!

ルートマップ:約4時間12分(約154.3km)

S:開明学校

スポット情報
卯之町に入ると、高台に見えるひときわモダンな建築が目にとまる。これが明治15年に建てられ、四国最古の小学校とされている『開明学校』!内部には明治時代の教科書がズラリ。当時は写真がまだ珍しかったせいか、現在の教科書よりもかわいらしいイラストがたっぷりで、復刻版が販売されていたら必ず購入したと思うほど。2階には教室も忠実に再現されていて、まるで映画のセットのよう。予約制で明治・大正時代の授業も体験できるので、ファミリーで参加すれば「夏休みの自由研究」の格好のネタになるかも!?そして、『開明学校』を訪れたなら周囲の街並も必見! 江戸時代中期から昭和初期の建物がそのまま残る通りは、タイムスリップ気分を味わえる。なかには傾いている建物もあったりして、時間の蓄積をリアルに感じられる貴重な体験ができますよ!!

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国道56号 約20.9km 約33分

1:宇和島城

スポット情報
駐車場の前にいきなりあらわれる重厚な門(桑折氏武家長屋門)をくぐると、「えっ、もう城趾?」と驚く間もなくすぐに城山へ登る石段へ…。天守へと続く道の途中には、かなり大きな木や立派な苔が目を楽しませてくれる。それもそのはず、この城山の植物は運良く火災などをまぬがれたそうで300年以上もこの地で成長を続けているのだとか。そんな自然の宝庫を堪能している間に天守に到着。山頂には天守閣しか残されておらず(宇和島城は日本で12ヵ所しか現存していない天守のひとつ)、それもこじんまりとした城だが、築城名人と言われる藤堂高虎の城とあって「日本100名城」にも選ばれている。その天守のすぐ近くに『郷土館』があり、ここも要チェック。『郷土館』には築城時の古地図が展示されており、これを見れば宇和島城がこの場所に建てられた理由が一目瞭然!『郷土館』には無料で入場できるので、宇和島城の魅力を堪能するためにも必見のポイントです。

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国道56号 約42.4km 約63分

2:宇和海展望タワー

スポット情報
愛南町のどこからでもその姿を確認できる宇和海展望タワー。馬瀬山頂に建てられたタワーの高さは107m。これは、卯ノ町にあった宇和米博物館の長い廊下を縦にした長さとほぼ同じ(笑)ちょっとレトロでかわいらしい展望台はゆっくりと回転しながら2分かけて頂上までのぼり、空気が澄んでいる日には九州まで見渡せる!空中散歩の時間は約6分。写真を撮ったり、「あれはなんの島?」と景色を楽しんでいるとあっという間です。雨が振っても展望タワーは動いているけど、風が強い日は運休となるので天候があやしい日は事前に確認をとることを忘れずに!

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国道56号、国道321号 約65km 約102分

3:海のギャラリー

スポット情報
シャコ貝をイメージした白い屋根とかたちが特徴的な『海のギャラリー』は、約80000点もの貝を展示する“貝専門”の展示館。ここで展示されている多くの貝殻は、土佐清水市在住の洋画家・黒原和男さんが集めたものだとか。中に入って驚くのは、これまで見たことのない展示方法!天井のガラスに星のように貝が散りばめられていたり、2階にあがれば今後は海面をのぞくように展示を見下ろせたりと、まるで絵本のような世界が広がっている。芸術家ならではのセンスで、思わぬ貝の魅力を発見させてくれる場所。なかには、とても貴重な貝も展示されており、昭和53年には昭和天皇がここに立ち寄られ、1時間かけてじっくりと鑑賞されたとか。ゴール地点にはもってこいのとっておきスポットです。

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国道321号、県道348号、県道27号 約26km 約54分

4:足摺岬

スポット情報
窪津から海沿いを進み、林を抜けると突然、足摺岬に到着。ここがドライブの終着点。車を降りて散策開始!まず西に向かいます。目的は亜熱帯植物園。手つかずの自然の林を「亜熱帯花木」「亜熱帯果樹」「ヤシ類」「暖温帯樹木」「シダ類」「保護林」と区分けして植樹してある園内は、まるでジャングルに迷い込んだよう。さ、灯台方面に戻りましょう。漂流し捕鯨船に救われアメリカに渡り、開国の架け橋となった幕末の偉人、ジョン万次郎の銅像を見ながら、足摺岬灯台展望台へ。ほとんどが海の眺望です。さて、そこから灯台へは約5分。真下から見上げる真っ白な灯台も迫力あり。一度戻って、今度は椿のトンネルのような遊歩道を東へ向かい、天狗の鼻から灯台を見てみましょう。断崖絶壁に打ち寄せる太平洋の荒波と、渦を巻く磯が、また違う情景を見せてくれます。さ、このルートも完了です。どうでしたか!?おなかも気持ちも大満足じゃないですか。

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ドライブ情報

  • 愛媛県の卯之町から、高知県の足摺を目指す! 史跡をめぐりながら山&港町をめぐれば、目の前に広がるのはマリンブルーの太平洋!