三国峠、層雲峡を巡り絶景スポットを眺めるドライブルート

北海道随一の渓谷美・層雲峡を訪ねて走るワクワクドライブ

足寄ICを起点に国道241号、道道468号、国道273号と走り続け、糠平湖に出る。湖畔に沿って進むと、湖の北端にタウシュベツ川橋梁が見えてくる。展望台からじっくりと眺める橋は、周囲の自然に溶け込んで不思議な美しさ。ここからさらに糠平国道と呼ばれる国道273号を行くと眺望抜群の展望台がある三国峠を越える。大雪湖に出たらコースのハイライト層雲峡はそぐそこだ。大函の屏風のような柱状節理の岩壁や絶壁を流れ落ちる滝など、自然が造り出す造形美に感動すること間違いなし。層雲峡の中心となる層雲峡温泉街では、黒岳ロープウェイとリフトを利用して大雪山の一角をウォーキングしたい。下山したら層雲峡温泉の湯に浸かり、疲れを癒して旅を締めくくろう。

ルートマップ:約5時間(約206km)

S:足寄IC

約68km 国道242号、国道241号、国道273号 約1時間51分

1:タウシュベツ展望台

スポット情報
昭和62年(1987)に廃線になった旧国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁を眺める展望台。タウシュベツ川橋梁は昭和30年(1955)、ダム建設によって糠平湖の底に沈んだ。連続するアーチをもつコンクリート橋だが、風化が進んだこともあって古代遺跡のような美しさを感じさせる。夏は橋の大部分が水没することも。駐車場から展望台までは、200mほどの散策路。付近はヒグマの生息地でもあるので十分注意が必要。

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約25km 国道273号 約40分

2:三国峠展望台

スポット情報
旧地名で石狩、十勝、北見の境界に位置することから「三国」の名がある。峠の標高は1139mと北海道の国道では最も高い。峠の十勝側にはレストハウスが営業。自家焙煎ハンドドリップコーヒーが楽しめる。

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約24km 国道273号、国道39号 約40分

3:層雲峡・大函

スポット情報
層雲峡の峡谷美を間近に見ることができるポイント。石狩川の両岸に、柱状節理と呼ばれる独特な形状の岩が垂直な壁のように迫っている。石狩川の流れに浸食され、1万年以上かけてできた地形だといわれている。

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約6km 国道39号 約10分

4:流星の滝・銀河の滝

スポット情報
不動岩と呼ばれる絶壁の両側から流れ落ちる2つの滝。ともに『日本の滝百選』に数えられている。「流星の滝」は落差90mの太いひと筋、「銀河の滝」は120mで幾筋にも分かれるという姿の違いが。駐車場近くの散策路を歩きながら、2つの滝を順に見ることができる。

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約3km 国道39号 約5分

5:層雲峡・黒岳ロープウェイ

スポット情報
大雪山系東側の代表的ピークの1つである黒岳の5合目まで登るロープウェイ。層雲峡温泉街の奥に位置する山麓駅からおよそ7分で標高約1300mの高さに着く。駅付近に散策路があり、手軽なウォーキングが楽しめる(ガイド付きツアーあり)。さらにリフトに乗って標高約1500mの7合目まで上がればより一層山の雰囲気を感じることができる。夏の早朝はロープウェイに乗ると雲海が見られるチャンスもある。7合目から黒岳山頂までは片道1時間30分の道のりだが、かなり急な区間もあるので登山装備が必要。

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約80km 国道39号、道道140号、国道37号 約1時間30分

6:旭川空港

ベストシーズン

糠平湖に姿を残すタウシュベツ川橋梁を見たいなら3~6月がベター。

大雪山国立公園の中心をなす黒岳では、8月中旬まで残る雪渓が溶けはじめ、高山植物の花畑が楽しめる。

紅葉の見ごろは10月上~下旬。流星の滝・銀河の滝は絶景スポット。ロープウェイから見渡すのもいい。銀泉台の紅葉は9月と早い。

ドライブ情報

  • 9月中旬の紅葉期間中は、層雲峡内の道道1162号(銀泉台線)は交通規制がかかる。
  • ぬかびら源泉郷や層雲峡にガソリンスタンドはないので給油は計画的に。
  • 三国峠は濃霧で有名。見通しが悪くなることもあるので気をつけよう。

問合せ先情報

  • 十勝観光連盟 0155-22-1370
  • 上士幌町観光協会 01564-2-3355
  • 層雲峡観光協会 01658-2-1811

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