鬼首温泉郷、鳴子温泉を巡る 栗原・湯沢おすすめドライブルート

​​​​​県境にそびえる信仰の山、山懐を走る秘境・秘湯ドライブ​​​

国道を中心とした一筆書き周遊ルートだが、野を越え山越えの秘境コース。点在する秘湯で温泉三昧も可能なエリア。山や渓谷など散策したい場所も多いので、歩きやすい靴で出かけよう。スタートの築館ICから最初に目指すのは小安峡。宮城、岩手、秋田三県にまたがる栗駒山を眺めて国道398号を走る。小安峡で大墳湯と渓流美を楽しみ、さらに川原毛地獄で荒涼とした景観を堪能。古くから信仰の山として知られる栗駒山は、高山植物が咲き誇る花の名山としても知られるので、初夏~夏には栗駒山登山をプランに加えてもいい。小安峡から県道51号を経て国道108号に抜ける県道310号は、道幅が狭いので注意を。間歇泉のある鬼首温泉郷、温泉情緒の漂う鳴子温泉街を抜けて鳴子峡へ。おみやげは道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」で。

ルートマップ:約4時間50分(約173km)

S:築館IC

約65km 国道4号、国道398号 約1時間40分

1:小安峡

スポット情報
長年にわたり皆瀬[みなせ]川の急流が小安岳を侵食してできた約8kmの険しいV字谷。地獄釜とも呼ばれ、高さ60mもある岩壁の裂け目から、熱気と蒸気が轟音とともに激しく噴き出す。中でも渓谷の上流にある小安峡大噴湯は、小安峡一の景勝地。河原湯橋からは渓谷全体が見渡せる。峡谷の下まで降りて散策できる遊歩道もある。

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約13km 国道398号、県道51号、県道310号 約20分

2:川原毛地獄

スポット情報
江戸時代より栄えた硫黄鉱山の跡で、奇岩怪石が露出した山肌のいたるところから、硫黄や水蒸気が噴出している。遊歩道が整備されている。

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約63km 県道310号、国道108号、国道47号 約1時間50分

3:鳴子峡

スポット情報
栗駒国定公園の一角、鳴子温泉から中山平温泉にかけて約4.5km続く大谷川の渓谷。深さ約80~150mの典型的なV字渓谷で、猿の手掛岩や一双岩、立岩などの奇岩怪石のゴツゴツした岩肌と、生い茂る木々の緑が見事な渓谷美を見せている。特に4月下旬~7月上旬には新緑が、10月下旬~11月上旬にはブナ、ナラ、カエデなどの紅葉が広がり、格別な景観。渓谷の鑑賞は、国道47号に架かる大深沢橋の北側の新展望台や、南側の鳴子峡レストハウスや鳴子峡駐車場付近にある見晴し台や展望デッキから。鳴子峡沿いにあった鳴子峡遊歩道は現在通行止め。鳴子峡駐車場から大谷川支流の大深沢沿いを歩く約2.5km、約1時間の大深沢遊歩道を歩いてみよう。

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約16km 県道47号 約30分

4:あ・ら・伊達な道の駅

スポット情報
岩出山地区の野菜や伝統竹細工などが販売されている。そば工房では宮城県内産のそば粉を使った手打そばが味わえる。​

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約16km 国道47号 約30分

5:古川IC

ベストシーズン

ルート上から眺められる栗駒山の山開きは5月中旬。まだまだ残雪が残るが、初夏にはブナの新緑が清々しい。

栗駒山の登山シーズン。ワタスゲやイワカガミなど多種類の高山植物が次々に咲く。小安峡への途中、国道398号から栗駒道路で栗駒山登山道口のある須川高原温泉まで行けるので日帰り温泉もおすすめ。

コース全体を通して紅葉が美しい。特に国道398号の小安峡周辺とその南側、国道108号(仙秋サンライン)の鬼首トンネルの南側、鳴子峡などが圧巻。標高差があるため見ごろは10月上旬~11月上旬と幅がある。

ドライブ情報

  • 国道398号の山間部は、11月下旬~5月上旬は通行止め。
  • 小安峡から約20分走れば、稲庭うどんで知られる稲庭地区。寄り道も一興。
  • 鬼首温泉郷のかんけつ泉「べんてん」周辺は春から秋は時計回りの一方通行に。

問合せ先情報

  • 栗原市田園観光課 0228-22-1151
  • 湯沢市まるごと売る課 0183-73-2111
  • 鳴子観光・旅館案内センター 0229-83-3441

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