知床峠、羅臼岳を望む 知床半島ドライブルート

半島から広大な平野、神秘の湖摩周湖へと変化ある景観が最高​

知床斜里を起点に知床半島のウトロと羅臼を結ぶ山岳道路の知床横断道路を走る。中間地点の知床峠は羅臼岳を間近に望む展望ポイント。峠を下った羅臼側には秘湯気分満点の日帰り温泉や野生動物ウォッチングで人気のクルーズ船、展望台もあるので、多方面から知床の自然を楽しめる。羅臼から国道335号を南下して内陸へ。開陽台展望台に向かう北19号道路はミルクロードとよばれ、道の両側に牧場や牧草地が広がる。ここから道道150号を北西に進んだ清里峠には裏摩周展望台があり、峠を越えると神の子池へと続く。後は道道1115号、国道391号などを走り継いで女満別空港へ。

ルートマップ:約6時間3分 (約251km)

S:知床斜里駅

約53km 道道92号、国道334号(知床国道) 約72分

1:知床峠

スポット情報
知床半島のウトロと羅臼を結ぶ知床横断道路は、全長27kmの曲がりくねった峠道。知床峠はその道路の最頂部、真正面に羅臼岳、眼下に深緑の大樹海、彼方には根室海峡と、そこに浮かぶ国後島を望む大パノラマが楽しめる。知床横断道路は日本で最も開通期間が短い国道で、11月初旬~4月下旬は通行不能となる。

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約17.5km 国道334号(知床横断道路)、国道335号 約26分

2:道の駅知床・らうす

スポット情報
知床横断道路の羅臼側入口にある、「魚の城下町」とよばれる全国でも有数の漁獲量を誇る羅臼町の道の駅。観光宿泊案内所と展望スペースがある「知床らうす交流センター」をはじめ、レストランや物産販売所がある「らうす深層館」、羅臼漁業協同組合直営店「海鮮工房」の3施設が隣接している。特に海産物グルメが充実している。

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約71km 国道335号、国道244号(野付国道)、道道975号、北19号(ミルクロード)、道道150号 約90分

3:開陽台

スポット情報
標高270mの小高い丘の上にある展望台。眼下に広がる緑の根釧原野は、はるか彼方で地平線にとけこみ地球の丸みに沿って緩やかな弧を描く。根室海峡、知床連山、そして北方領土の島影も霞む雄大な風景を望めるほか、北海道遺産に認定された格子状防風林も見ることができる。

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約35.5km 道道150号 約55分

4:裏摩周展望台

スポット情報
摩周湖の北東、中標津町と清里[きよさと]町の境に位置する穴場的展望台。第一・第三展望台より標高が低く湖の北側にあるため、霧が出やすい夏場でも、他の展望台に比べて湖面の見える確率が高いといわれる。

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約11.5km 道道150号、道道1115号 約25分

5:神の子池

スポット情報
裏摩周展望台から北へ3kmほど進んだ場所にある、周囲わずか220mの小さな池。摩周湖の伏流水が湧き出しているといわれ、ここから一日に湧出する水の量はなんと1万2000トン。多量の水が湧き、冬でも凍ることはない。澄んだ水は天候などによって、エメラルドグリーンや淡い青に変色する。「神からの贈り物」と敬称され、「神の子池」という名が付いたといわれる。

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約62.5km 道道1115号、道道805号、国道391号(小清水国道)、道道246号、国道334号、道道249号、道道64号 約95分

6:女満別空港

ベストシーズン

羅臼のエゾバフンウニの旬は1~6月。

4~10月にはクジラ・イルカ・バードウォッチングのクルーズ船が羅臼から出航。6~9月にイシイルカやマッコウクジラの発見率が高い。所要2時間30分なので、他の行程をしっかり考えよう。

標高738mの知床峠では、9月上旬から10月中旬にかけて紅葉で彩られた美しい景色を一望できる。

1~4月には羅臼から流氷とバードウォッチングがおもしろい流氷クルーズが人気。

ドライブ情報

  • 知床横断道路の知床峠と羅臼間はカーブが多いので注意。
  • 知床峠を境に天候が変わりやすくなる。雨や濃霧ではライトの点灯を。
  • 悪天候による臨時通行止めが行われることもあるので事前確認を。

問合せ先情報

  • 知床斜里町観光協会 0152-22-2125
  • 知床羅臼町観光協会 0153-87-3360
  • なかしべつ観光協会 0153-73-3111
  • きよさと観光協会0152-25-4111

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