新型レクサス RXの発表イベントが開催

The Progressive Luxury SUVをコンセプトに掲げる新型レクサス RXのデビューを記念したローンチイベント<LEXUS RX AMAZING NIGHT>が、渋谷ヒカリエで開催された。
これは、RXの持つ二面性を「AMAZING BATTLE」と表現しているプロモーションビデオを現実に再現したイベントだ。ゲストはみなグラス片手に歓喜の声を上げ、大いに楽しんだ。

ONとOFFを両立したクルマの誕生

ウェルカムドリンクを片手に、ほの暗いウェイティングスペースで他のゲストと話しながらオープニングを待つ。モデルやクリエイター、モータージャーナリストなど感性豊かな方々が集う。そしてRXのプロモーションビデオがスクリーンに映し出された。映像の中には、企業のCEOの主人公が持つもう1つの顔である、マスクを被ったレスラーが映し出されていた。RXの持つ、相対する二面性の両立を表現した映像が終わると、RXに乗ってレクサスインターナショナルの福市得雄プレジデントが登場した。

福市プレジデントは「ブランドイメージを作るためには、なにかしらのエピソードが必要となります。エピソードを作るには、理性であるONと、感情・感動であるOFF。この相反するものの両立が重要です。RXはそのONとOFFを両立させたクルマです」と話した。

ウェイティングエリアでパーティーの始まりを楽しみに待つゲストたち。そしてスクリーンにLEXUSのロゴが浮き上がった
スモークが立ち込める中から福市プレジデントが乗ったRXが音もなく浮かび上がってきた
レクサスインターナショナルの福市プレジデントは「レクサスの国内展開が始まって今年で10周年を迎えました。10年というのが長いのか短いのか。いや、レクサスのブランドを語るには、欧米諸国のブランドに比べて短いと思います。昨年8月に開催したレクサス NXの<AMAZING NIGHT>の場でみなさんにお願いをしました。それは、ブランドイメージを作るためには何かしらのエピソードが必要でそれを作っていただきたいというお願いでした。冒頭でみなさんに披露したRXのCMのように、ONとOFF、理性と感情の両立が必要で、RXはそれを両立させたクルマです。本日はお招きしたみなさんのためにいろいろなコンテンツを用意しました。それらをもとに、ぜひたくさんのエピソードを作っていただけるよう、大いに語っていただきたいと思います 」とスピーチ。

AMAZING BATTLEを具現化したPARTY

福市プレジデントのスピーチが終わると、カーテンが開き、その先には映像で観たリングが現れた。カウンターにはグラスに注がれたシャンパンやワイン、ビビッドなカラーのドリンク、見た目と味が異なる洒落たフィンガーフードが並べられている。しばらくは展示されているRXを観ながら、非日常的な空間を楽しんでいたが、モニターには、カウントダウンの時刻が刻まれている。ゲストもそれに気づき、なんとなくそわそわと期待感が高まっていくのが伝わってくる。カウントダウンが0になると、ついにリングの上でプロレスが始まった。

赤く照らされるRX、青く照らされるリング、そしてゲストのために待つギャルソン。不思議な空間がそこにあった
渋谷に突如現れたRXのだけの空間。雑踏が届かない場所で、自分が今、どこにいるのか忘れてしまうほどの異空間だ
RXの周りに集まるゲストたち。グラス片手にそのエクステリアをゆっくり見て回る
カウンターにはさまざまなアルコールが並ぶ。スクリーンにはプロレスが開始するまでの時間がカウントダウンされている
ソニックチタニウムなカラーを連想させるシャンパングラスが並ぶ。思わず見とれてしまう
AMAZING NIGHTの空間はこのような感じだ。2台のRX、その奥にリング、そしてバーカウンター。両サイドに階段状のシートがある
ゲストは時代のインフルエンサーと報道関係者。報道関係者は福市プレジデントに次々インタビューをする

リングアナウンサーはケイ・グラント氏、実況はプロレスファンにはたまらない、辻よしなり氏という豪華なキャスティング。リングはウルトラテクノロジスト集団チームラボの演出。光やプロジェクションマッピングを駆使し、どちらが試合を優勢に戦っているのか、選手のモチベーションなどを色やデザインで表現した先鋭かつ精妙さが光るものだ。ゲストにつけられたリストバンドも同じように光り出し、リングと観客席に一体感が生まれ、選手と観客の心の親和性を高めていた。そこには、まったく新しいエンターテイメントが生まれていた。先のプロモーションビデオでは、試合を決める瞬間は出ないのだが、目の前で戦っているLIVEでは、RXが逆転勝利をする瞬間が観られた。

プロレスが始まる。選手入場までの緊張を真っ赤なライティングで表現している
選手入場に合わせ、ライティングも変化。ゲストが入場時につけたリストバンドも会場のライティングに連動して光る。そして会場の雰囲気も同調していく
プロレスが始まった。完全にプロレス会場にしかみえない。ゲストも真剣な眼差しで見つめる
投げ技、立ち技、寝技とさまざまな攻めの応酬が繰り広げられる。悪役が赤、RXが青にライティングが分けられていて、プロレスを初めて観るゲストでもわかりやすい
実況中継は数々の名勝負を語ってきたプロレス界の名物実況アナウンサーの辻よしなり氏(手前)。奥はリングアナウンサーのケイ・グラント氏
RXがピンチとなると悪役レスラーが優勢なので、真っ赤なライティングに変わる
プロレスを初めて観るゲストも少しずつその雰囲気に飲まれ、楽しくなってきたようだスマートフォンで動画を撮る人も多かった
見事RXが勝利!チャンピオンベルトのプレゼンターは、レクサスインターナショナルの高田部長
精密に作られたマスク、整ったカラダは、RXの繊細なデザインを表現

<力強さ>と、知的な<大人の色気>

このパーティーのドレスコードは「FUTURE LUXURY」と指定されていた。慣れたゲストは、思い思いの未来のラグジュアリーを表現したスタイルで集まった。ギラギラとしたものでなく、シンプルでそれでいて威風堂々と個性をアピールできるスタイルが多かったのが印象的。本質を磨いていれば、奇抜なデザインなどいらず、内面から浮き上がるその人のスタイルが伝わるというものだ。それはまさしくRXそのものだ。こうしてほんの数時間、渋谷に浮かび上がったRXとゲストのための空間は、<力強さ>と、知的な<大人の色気>が集まり、そして街へと駆け抜けて行った。

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福市プレジデントとモデルの水原 佑果さん。2人で右手はLEXUSのLに。水原さんはシンプルなファッションでかわいらしい雰囲気
ミスユニバース世界優勝者の森理世さんと福市プレジデント。2007年に世界一となった森さんは世界一の美貌と教養を合わせ持つ
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(テキスト/写真 : 寺田昌弘)

[ガズー編集部]