MT車で信号待ちからの左折時、クラッチ操作どうしている?(クルマの運転操作、みんなはどうしている?)

MT車で信号待ちからの発進。安全に走行するためには、周辺をよく見て確認するだけでなく、クラッチなどを上手に操作する必要がありますね。

「クラッチを切った状態で曲がっている」
「途中でシフトアップせずに1速で頑張る」

という方もいらっしゃるのでは。
みなさんは、どうしていますか?

道路交通法(第三四条)にもあるように、交差点内を走行する際はいつでも停止できる速度、すなわち徐行での通過が定められています。

交差点で信号待ちをしていて青信号に変わり発進、そしてすぐに左折するような場合に、なによりも大事なのは安全確認です。私は、信号待ちをしている時点で曲がる先の横断歩道を確認して、前もって歩行者の存在に注意をはらっています。信号待ちをしている人の数が多いようなら、待ち時間が長くなることを事前に覚悟しておくだけでも心に余裕が生まれます。もちろんですが、内輪差による巻き込みの確認も忘れません。

左折のタイミングを掴むコツ (クルマの運転 苦手克服)
http://gazoo.com/ilovecars/driving/170322.html

クリープを上手に使えばブレーキペダルだけの操作で徐行が可能なAT車に比べ、MT車はアクセル&クラッチ操作、そして変速という手数が増えます。手数が増えるということは操作ミスの可能性も増えるということですから、私は、半クラッチなどなるべく複雑な同時操作を避けシンプルな操作に徹しています。

1速にシフトしてからアイドリング状態からそうっとクラッチペダルから足を離し、エンストしないぎりぎりの回転数で発進します。徐行のスピードをキープするためアクセルペダルには足を添えるだけにし、多く踏み込むことは必要ありません。
曲がってから横断歩道まで距離のあるような大きな交差点では2速にシフトアップすることもあるかもしれません。ただその場合もなるべく半クラッチ操作は行わず、早めにクラッチをつなぎます(離します)。

横断歩道直前では人の流れが一段落するまで待機することになりますが、自分のクルマがいちばん先頭ならば目の前を歩行者が横切ることになります。
よって、ギアを入れたままクラッチを切って(踏んで)待機するのは、万が一の急発進の可能性を考え避けたほうがいいでしょう。私はニュートラルにし待機しています。

前走車がいる状態で歩行者の横断待ちをしている場合は、先の状況を把握しにくくなります。つい、前走車につられて動くようになりがちですが、私は自分のクルマが横断歩道にさしかかったら、あらためて左右の安全確認をしています。歩行者用信号が点滅に近づくとあわてて渡る歩行者の飛び出しにも注意します。
横断する人が途切れるタイミングに割って入るように走るドライバーも見かけますが、これはとても危険です。私は、渡る人がほぼいなくなるのを待ってから余裕を持って通過するようにしています。

ライター:畑澤 清志

[ガズー編集部]

【監修・解説者】

ドライビングエキスパート(トヨタの元テストドライバー)
滝本 良夫(たきもと・よしお)
約40年にわたりトヨタの運転技術指導員として活躍しながら、車両実験部でハイエース、ダイナ、コースターなどの商用車系開発の実験および商品監査に携わる。2014年に定年退社。