【愛車紹介】エアロトップベースの個性派スープラ

11月27日(日)に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催された「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL2016」のオーナーズクラブミーティングに参加されたオーナーさんをご紹介。愛車に特別な想いを注ぐ皆さんのカーライフをうかがった。

平岡祥浩さんのトヨタ・スープラは平成7年式のSZ。エアロトップベースの個性的なカスタマイズが目を引くが、何よりインパクトがあるのがノーマルの面影を微塵も感じさせないフロントマスクである。

「トップシークレットのエアロキットを装着しています。人とかぶるのが嫌なので、自分なりに研究し、誰もやらないような独自の加工を施しています」

ヘッドライトの下に縦形のデイライトを追加。その横のダクトももともとはなかったそうで、バンパー装着時に加工してもらった。もちろん、自身のアイデアだ。

さらに目を引くのがホイール。ブラックのボディにシルバーのスポークとレインボーカラーのリムが映える。

「チタンの焼け色が好きで、この虹色に輝くリムが選択の決め手でした。ラグジュアリーな雰囲気が気に入っています」

MOMOのステアリングも王道のレーシングタイプではなく、シックな3本スポークをチョイス。リアビューは力強さというよりどことなく大人の雰囲気を感じさせる。

平岡さんがここまで個性的なカスタマイズにこだわる理由は何だろう?

「負けず嫌いなんです(笑)。スープラに乗り出して、いろいろなオフ会などに行くようになると、愛車が見劣りしているような気がして悔しさを覚えました。そこで、人の目を引くような独自のカスタマイズができないかと研究するようになったのです」

愛車の今の出来栄えは?

「80%くらいですね。まだまだアイデアがあるので、それを煮詰めていきたいです。実は某スーパーカーのウイングを手に入れているので、装着したらどうなるか楽しみです(笑)。ちなみに僕はLFAが好きなので、このスープラでどこまで雰囲気を近づけられるかというのも目標のひとつですね」

平岡さんの研究の成果が随所に見られるスープラ。スープラのキャラクターを考えると、スーパーGTマシンのようなレーシングスタイルを追求したカスタマイズが基本と思いがちだが、オーナーの想いでどうにでも膨らませられるのがマイカーの良いところ。

平岡さんのスープラはオーナーの想いを反映させたカスタマイズの好例。数年後、このスープラはどのようなオーラを放っているだろうか? 独自の進化を続ける平岡流カスタマイズの今後に注目だ。

(フリーライター:阿部哲也)

[ガズー編集部]