【世界の愛車紹介東京編】作る立場にいるから気づく、ポルシェ・ボクスターの魅力とは?

もし、自分自身がクルマを作る立場にいたら、どのような視点で見るのだろうか。このボクスターのオーナーは、設計という仕事をしていることで、そんな視点から愛車を評価しつつ、さらに深く知り走らせることで、思う存分に楽しんでいるのだ。

独自の視点で愛車を楽しむ、エンジニアのリアルなカーライフとは?

── オーナープロフィール
・お名前:村上 大介 さん
・年齢:28歳
・愛車の年式、車名、グレード:2003年式 ポルシェ・ボクスター
・所有歴:4年

── なぜ、このクルマを手に入れようと思ったのですか?
ポルシェが低迷していた時期を救ったモデルという理由で、このボクスター(986型)を選びました。私は設計の仕事をしているのですが、911との共通化や、ヘッドライトとウインカーの一体化など、コストダウンの努力を感じる部分が勉強になると思っています。

── 愛車のアピールポイントを教えてください(主にこだわりや自慢のパーツなど)
走りのフィーリングを損なわないように、ブッシュやマウント類など、見えないところもしっかりメンテナンスしています。マフラーはサクラム製のものに交換しました。ステアリングはポルシェ911カップカーに憧れて、同じD型のステアリングにしました。

── 普段、どんな場所にドライブに行きますか?
首都高にはよく行きますね。スタッドレスタイヤを履かせて、スキーにも行きます。長距離の運転が楽なクルマなので、思い立ったら関西に行ったりします。筑波や日光サーキットも行きますし、ジムカーナのようなステージも走ります。

── クルマを買うとき、何を重視しますか?
仕事柄、技術的になにか面白いポイントがあるか、ということを重視しますね。しかし、デザインはやっぱり重要です。数字だけでは判断できないので、座ったときのフィーリングや、実物を見てなんとなく感じたことを大事にしていますね。

── これから先、手に入れてみたいクルマはありますか?
買える範囲であれば、プリウスPHVが一番欲しいです。路車間通信などの機能が、技術的に気になっています。いつになるかはわからないですが、フェラーリには乗ってみたいですね。個人的にコンパクトなデザインのF355が好きなんです。

── あなたにとって、この愛車はどんな存在ですか?
ボクスターは、なくてはならない存在ですね。クルマがないなんて考えられません。私には妻がいるのですが、一緒にどこへでも行ける便利さがあり、自分の趣味の部分も満たせるので、まさにいいとこ取りなんです。とても満足しています。

── 取材後記
あらゆる場面でボクスターを楽しんでいるオーナーだが、仕事の参考にもしていることを考えると、彼のカーライフとは人生そのものなのかもしれない。そして、これからも愛車と過ごした時間は、計り知れないほど大きなものを、彼にもたらしてくれるに違いない。

(編集: vehiclenaviMAGAZINE編集部 / 撮影: 古宮こうき)

[ガズー編集部]