トヨタ RAV4 新型を発表、5代目はTNGA採用…ニューヨークモーターショー2018

トヨタ RAV4 新型
トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は3月27日(日本時間3月28日)、米国で開催したニューヨークモーターショー2018のプレビューイベントにおいて、新型『RAV4』を初公開した。

北米向けの現行RAV4は2012年秋、 ロサンゼルスモーターショー2012で発表。ニューヨークモーターショー2018では、およそ6年ぶりにモデルチェンジを受けて、5世代目となる新型RAV4がデビューした。

新型RAV4は、トヨタのクルマづくりの構造改革、「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)に基づく新プラットフォームを採用。ボディの高剛性化や低重心化を図りつつ、さらなる燃費性能と高い操縦安定性や走破性を目指して開発が行われた。

外観は、TNGAの思想に基づくプラットフォームの採用により、ボディのワイドスタンス化やタイヤの大径化(19インチ)のほか、最低地上高を現行型よりも高くし、SUVらしい力強いスタイリングを追求。ボディサイズは、全長4595mm、全幅1855mm、全高1700mm、ホイールベース2690mm。現行比で全長と全高は5mm小さくなり、全幅は10mmワイド、ホイールベースは30mm延ばされた。

内装は、本格SUVを想起させる機能性と上質感を追求。水平基調のインストルメントパネルや幅広く骨太なセンターコンソールにより、視界の良さと膝のホールド性を両立した快適かつ安心な空間を実現した。SUVらしさを感じる硬質な素材だけでなく、人の手や身体が触れやすい部分にソフトパッドを配置することにより、機能性に基づいたメリハリのある構成とした。

パワートレーンには、TNGAを導入した直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン「ダイナミックフォース」などを用意。8速ATの「ダイレクトシフト」と組み合わせる。ガソリン車の上級グレードには、新開発の4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を初採用。前後および後輪の左右駆動力を最適に制御するトルクベクタリング機構を搭載することで、コーナリングや悪路走行時に、優れた操縦安定性とトラクション性能を発揮する、としている。

(レスポンス 森脇稔)

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