日産の社外取締役に井原慶子さん、レースクイーン→女性レーサーから"華麗なる転身"[新聞ウォッチ]

井原慶子
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2018年4月23日付

●内閣支持続落39%、本社世論調査、不支持最高の53%(読売・1面)

●リニア工事ゼネコンを捜査、発注者との蜜月、新たな談合(読売・3面)

●サウジ変化の胎動、女性写真家、28年ぶり運転へ(毎日・1面)

●存在感増す「トラガール」人手不足で新たな担い手(毎日・15面)

●車載カメラ立体画が苦手(産経・24面)

●異常事態の安倍政権、疑惑・不祥事3か月で「13」(東京・1面)

●近場でもグリーン車、JR中央線、費用は加速、通勤の足は減速?(東京・20面)

●銀行・保険採用を大幅減、来春新卒、業務電子化で、本社調査(日経・1面)


ひとくちコメント

財務省の福田淳一事務次官によるテレビ朝日の女性記者へのセクハラ疑惑が大きな話題となり、メディアでも連日取り上げられている。

きょうも毎日が「日本のセクハラ世界でどう見る」とのタイトルで、性的嫌がらせが横行する日本の現状について、海外メティアが報じた記事などを引用して伝えている。それによると「日本でセクハラ被害を訴えにくい背景には、女性の地位の低さがあるのではないか」として「企業や政界での男女格差が大きい」などとの指摘もあるという。

一方で、セクハラ問題が大きく取り扱われるようになると「女性の社会進出を逆に止めてしまう可能性もある」との見方をする人も少なくないようだ。

そんな中、日産自動車が、元レースクイーンで女性レーシングドライバーの井原慶子さんを社外取締役に起用すると発表した。6月末開催予定の定時株主総会での承認を経てからの就任だが、井原さんは44歳、最年少での取締役となる。井原さんといえば、レースクイーンからレーシングドライバーに転身。ルマン24時間で完走したほか、世界耐久選手権(WEC)で女性初の表彰台に上がったなどの実績がある。井原さんは、試乗会のイベントでもドライバーとして参加することも多く、テストコースでは200km/hを超えるスピードで意のままに操る『スカイラインGT-R』などに同乗試乗した人も少なくない。

また、井原さんは、マツダの協力で若手女性レーサーを中心にモータースポーツ界で活躍する人材育成など、モータースポーツの普及活動にも熱心に取り組んでいる。ただ、日産では社外取締役とはいえ、守秘義務から行動範囲が限られることにもなり、今後の普及活動に影響が及ぶ可能性もある。

(レスポンス 福田俊之)

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