スバル 吉永社長、代表取締役会長に昇格して「正しい会社推進部」を新設

燃費・排出ガス測定データの調査で報告書を提出。謝罪するスバル・吉永社長
スバルの吉永泰之社長は27日、渋谷区恵比寿の本社で「燃費・排出ガス測定に関する調査報告」について会見を開き、自身の責任について触れた。

「改めて心からおわびして、信頼を取り戻すべく取り組む」と、決意表明した吉永氏が選択したのは、代表取締役会長CEO(最高経営責任者)への昇格だった。
「私がに就任して、全力で取り組む」

すでに吉永氏は、6月に開催予定の株主総会で社長退任を表明していた。経営執行全般は次期社長の中村知美専務に権限を委譲する。このことについて、吉永氏は次のように説明した。

「書き換え問題の原因背景は完成検査問題と同じ。企業風土から生じた問題と認識している。この企業風土を変える難しさも痛感している。私は本件に真摯に向き合い、当社を真に正しい会社に生まれ変わらせるための改革を全うすることが経営責任の取り方だと思う」

企業意識の改革を断行するため『正しい会社推進部』と『コンプライアンス室』も設置した。正しい会社推進部は改革の旗振り役となり、各部門に意識改革を促す。2つの部署は「私の直轄下に新設した」という。

吉永氏は「けしてツートップになろうとしているわけではない。この件については、やり抜くことが正しい方向」と、信念を述べる。

「失われた信頼の回復には一刻の猶予もなく、改革を成し遂げる必要がある。それには強いリーダーシップの下、短期間のうちに具体的な再発防止策の遂行と共に、全役員・従業員の意識や行動を根本から変える必要があると考えた結果」と、強調した。

(レスポンス 中島みなみ)

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