【ルマン24時間】決勝2週前の現地公式テストでトヨタ1-3…首位タイムはアロンソがマーク

ルマンを走る2台のトヨタTS050(#8と#7)。
3日、ルマン24時間レース(2018/19WEC第2戦)に向けた公式テストがルマン現地にて行なわれ、総合初優勝を狙うトヨタ勢が1-3タイムを記録した。トップタイムは8号車に乗る元F1王者フェルナンド・アロンソがマークしている。

本戦決勝(16~17日)を2週後に控え、まさに“レース直前”のタイミングで実施される恒例の現地公式テスト。1周13km超のサルト・サーキットを走れる貴重な機会である。TOYOTA GAZOO Racingは本戦同様に2台のLMP1マシン「TS050 HYBRID」を持ち込み、テストに参加。空力、サスペンション、ハイブリッド制御などの各種セットアップやタイヤ評価を進め、計202周、2,752kmを大きなトラブルなく走破した。

ラップタイムを特に意識する必要はない状況だと思うが、TS050の8号車(中嶋一貴/S.ブエミ/F.アロンソ)が全体トップタイムをマーク。7号車(小林可夢偉/M.コンウェイ/J-M.ロペス)は3位につけた。その間の2位にはノンハイブリッドのLMP1マシン、「レベリオンR13・ギブソン」の3号車(M.ベシェ/T.ローラン/G.メネゼス)が入っている。

#8 トヨタTS050のトップタイムは今年新加入のアロンソが刻んだ。もちろんシミュレータで入念な準備をしてサルト・サーキット初実走に挑んだアロンソは、40周を消化し、3分19秒066を記録。以下のようなコメントを残している。

#8 F.アロンソのコメント
「チームにとっても、とても良い一日になったと思う。2週間後に控えた偉大なレースを前に、上々の内容でテストを行なうことができたからね。出だしからTS050は素晴らしい感触で、テストは順調に進んだ。自分自身、サーキットになじむため充分な周回を重ねることもできた。ここまでにシミュレータや過去のオンボードビデオで体験を重ねてきたけれど、やはり実際にコースを走るのはとても新鮮だね。とても有意義な一日だったし、充分に楽しめたよ」

悲願の初優勝を目指す中嶋一貴、小林可夢偉のコメントは以下の通り。

#8 中嶋一貴のコメント
「ルマンで再びTS050をドライブでき、本当に興奮しました。午前中はコースコンディションが思いのほか良く、車両の感触も最高でしたね。午後の自分が走った時間の大半はセーフティカーに遮られてしまいましたが、とはいえ決勝レースではセーフティカーに何度も遭遇しますから、そういう意味では有意義な準備ができたと言えるでしょう」

#7 小林可夢偉のコメント
「上出来の一日でした。本番のコースでのドライビングを確認し、リズムもつかめて、今日の内容にはとても満足しています。テストデーは、まだ本番の独特の雰囲気にはありませんが、それでもルマンにまた来られたことは嬉しいですね。世界でも最高のサーキットのひとつであるここルマンを走るのは、いつでも格別の体験です。レースウイークが始まるのが本当に楽しみです」

この後、現地5日にはサルト・サーキットの一部という格好になるブガッティ・サーキットでのテストがあり、多くのチームはそれに向けて現地に居残る見込み。そしてルマン本戦のレースウイークは車検等が同10日に始まり、走行は13日(練習走行&予選初日)からということになる。トヨタの悲願達成がかかる決勝レースは16~17日だ。

(レスポンス 遠藤俊幸)

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