VW、自動運転技術の開発をバーチャル環境で…仮想テストドライブの導入を加速

自動運転を含めた新たな先進運転支援システム(ADAS)の開発に仮想テストドライブの導入を加速させるフォルクスワーゲングループ
フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は9月24日、自動運転を含めた新たな先進運転支援システム(ADAS)の開発に、仮想テストドライブの導入を加速すると発表した。

その狙いは、先進運転支援システムの開発期間の短縮にある。フォルクスワーゲングループは将来、自動運転テクノロジーの検証に必要な数百万kmのテスト走行を、仮想環境で完了させることを想定している。

複雑な運転環境のシミュレーションには、高性能なソフトウェアが不可欠。「SimFAS」と呼ばれるソフトウェアは、フォルクスワーゲングループのIT部門と技術部門のエンジニアが共同開発している。長期的には、開発に必要な交通環境や運転状況を、バーチャルに生成できるようにしていく。

新しい先進運転支援システムを、これらの仮想シナリオに接続。センサーは、実際の走行条件と同じように仮想の車両周囲データを処理する。このソフトウェアはまた、3Dのグラフィック環境によって、仮想シナリオを視覚化。エンジニアは、支援システムの動作を正確にモニターし、必要に応じてシステムに介入して最適化することが可能になるという。

フォルクスワーゲングループでは、このソフトウェアをまず、次世代EVの『I.D.』ファミリーの開発に役立てる、としている。

(レスポンス 森脇稔)

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