ポールスター2 は408馬力のEVセダン、航続500km…ジュネーブモーターショー2019で発表予定

ポールスター2
ボルボカーズ傘下の高性能車開発メーカーのポールスターは2月27日、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー2019において、『ポールスター2』(PoleStar 2)を初公開すると発表した。

ポールスターの第1号車となるのが、2019年の半ばに発売予定の高性能PHVクーペ『ポールスター1』だ。続くポールスター2は、ボルボカーグループ初のピュアEVとして、2019年内に市販される予定。テスラ『モデル3』と競合するミッドサイズEVセダンとなる。

◆2モーターで4WD。0~100km/h加速は5秒以下

ポールスター2は、「プレミアムな5ドアファストバックEV」をテーマに開発された。車台は、ボルボカーグループの「CMA」(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)プラットフォームがベースとなる。

EVパワートレインは、前後にそれぞれモーターを搭載し、4輪を駆動する。2つのモーターは合計で、最大出力408hp、最大トルク67.3kgmを引き出す。強力なモーターを搭載するポールスター2は、0~100km/h加速5秒以下の性能を発揮する。27個のモジュールで構成されるバッテリーパックは床下にレイアウトされ、蓄電容量は78kWh。1回の充電での航続は、最大500kmの性能を備えている。

足回りには、オーリンズ製のダンパーやブレンボ製のブレーキを装着。専用デザインの20インチ鍛造ホイールが足元を引き締める。シートベルトやブレーキキャリパーなどは、ゴールド仕上げとした。

◆グーグルの「Android」をインフォテインメントシステムに統合

ポールスター2は、グーグルの「Android」をインフォテインメントシステムに組み込んだ世界で最初の車のひとつだ。これにより、「Googleアシスタント」、EV対応の「Googleマップ」、「Google Playストア」など、グーグルのサービスが車内で利用できる。自然な音声認識技術と新開発の11インチタッチスクリーンディスプレイが、新しいインターフェイスを可能にする。

ポールスター2には、スマートフォンがキー代わりになる「フォン・アズ・キー」(Phone-as-Key)テクノロジーを導入する。複数のユーザーが利用するカーシェアリングなどで便利な技術だ。オーナーは第三者とバーチャルキーを共有したり、他の多くのオンデマンド機能にアクセスしたりできるようになる。スマートフォンを携帯したドライバーが車両に近づくと、車両のロックが自動的に解除される。

ポールスター2には、車載システムやスマートフォンで利用できるコネクテッドデジタルソリューションを採用する。ユーザーは充電ステーションでの充電の際、世界最大の公共課金ネットワークに簡単にアクセスできる

◆ベース価格は3万9900ユーロ。2020年から生産開始

ポールスター2はまず、中国、アメリカ、カナダ、ベルギー、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、イギリスで発売され、他の市場に拡大展開する予定だ。車両のオーダーは、インターネットのみで行う。当初の1年間のみ受注する発売記念モデルは、欧州での価格が5万9900ユーロ(約755万円)。その後、3万9900ユーロ(約500万円)からのベースモデルを発売する。生産は、2020年初頭から中国で開始し、左ハンドルと右ハンドルの両方を組み立てる計画だ。

ポールスター2では、2~3年のサブスクリプション(利用期間に応じて料金を支払う方式)も導入する計画。デポジットなし、諸費用などすべて込みのサブスクリプションでは、引き取り、配送サービス、ボルボ車やポールスター車の代車貸し出しが追加され、すべてまとめての月払いになる。この定額サブスクリプションは、ポールスター車を所有することが、手間のかからない顧客体験になることを意味するという。

(レスポンス 森脇稔)

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