トヨタ、電動車の米国現地生産を拡大…RAV4 新型とレクサス ES 新型のハイブリッドを生産へ

トヨタRAV4ハイブリッド新型
トヨタ自動車の北米部門、トヨタモーターノースアメリカは3月14日、新型トヨタ『RAV4』と新型レクサス『ES』の両ハイブリッド車の米国現地生産を行うと発表した。これにより、電動車の米国現地生産を拡大する。

新型『RAV4ハイブリッド』には、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)にフロントモーター(最大出力118hp、最大トルク20.6kgm)、リアモーター(最大出力54hp、最大トルク12.3kgm)を組み合わせた新世代のトヨタハイブリッドシステムを搭載する。

システム全体で、219hpのパワーを引き出す。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による新型2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。

新型レクサスESのハイブリッドモデルは、「ES300h」グレード。2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせた新世代のハイブリッドシステムを搭載する。

4世代目となるこのハイブリッドシステムは、アトキンソンサイクルの2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンに、モーターを組み合わせる。米国仕様車の場合、エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、215hpのパワーを獲得。吸気効率の向上や燃焼室内の気流強化による高速燃焼により、世界トップレベルの熱効率を追求。高い動力性能と環境性能を両立するとともに、優れたレスポンスを可能にする。

トヨタ自動車の北米部門は、この新型トヨタRAV4と新型レクサスESの両ハイブリッド車の米国現地生産を、ケンタッキー工場行う。まずは2019年5月から、レクサスESのハイブリッド車の生産を、2020年1月からRAV4のハイブリッド車の生産を開始する予定。ESのハイブリッド車は年間およそ1万2000台、RAV4のハイブリッドは年間およそ10万台を生産する計画だ。

(レスポンス 森脇稔)

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