進化した電動バイクが競演! バイクにもEV時代がやってくる…東京モーターサイクルショー2019

東京モーターサイクルショー2019
3月22日、東京ビッグサイトにて開幕をむかえた東京モーターサイクルショー2019。各社のブースでは、昨年に引き続き様々な電動バイクの展示が行われた。

◆EVを前面に押し出した展示を行っていたキムコ

ブース全体がEVを連想させるライティングによって、どこか未来を感じられるブース構成となっていたキムコ。最注目のモデルは、電動バイクとしては珍しいスーパースポーツモデル。昨年のEICMA 2018で発表された『SuperNEX(スーパーネックス)』が日本初のお披露目となった。同車には電動バイクとしては珍しい有段の6速トランスミッションが搭載される。そのメリットは大きくモーターのパワーバンドを有効に使えることで、0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/hは7.5秒という加速力を実現している。

加えて、「FEP」と呼ばれる先進的なパフォーマンス制御システムを採用。ウィリーやジャックナイフ、ホイールスピンを防止、さらにはライダーの好みに応じて調整を可能にした電子制御である。車両のスペックについては未発表だが、実物をみたところ市販までの道のりは遠くないことが感じ取れた。
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◆クラシカルなスタイルが特徴のプロト

続いて、ひときわ目をひくクラシックなスタイルが特徴なモデルは、プロトが手がける『Munro e-Bike』だ。電動化の恩恵をいかした利便性により、見かけによらず気軽に走行できるのが魅力だ。ダミーのVツインエンジンのクランクケース部にはバッテリー2個を内蔵するというギミックが施され(※1つは予備バッテリー)、遊び心満点のデザインとなっている。


担当者によると車両を構成する複雑な機構が少ないことで容易なメンテンスが可能、将来的には自転車販売店などの展開も検討中とのこと。加えて、その他3タイプの電動モペットが展示され、自転車、電動アシスト自転車、電動バイクと異なる3つの使い方が実現できる、新しいタイプのコミューターとして参考出品されていた。

◆ベスパらしいスタイリングの電動バイク

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ベスパでは同社が初めて手がける電動バイクモデル『Elettrica(エレットリカ)』が日本初公開となった。欧州では2019年に発売予定で、今回は参考出品となる。ベスパらしいクラシカルなスタイリングに対して、グレーを基調としたカラーリングはどこか先進性も感じさせ、エレクトリックブルーをアクセントとすることで爽やかな印象を与えている。

◆電動バイクとしてすでに市販しているヤマハ

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すでに電動バイクを市販しているヤマハブースでは、レトロポップなスタイルが特徴の『E-Vino』が展示された。かわいらしい見かけによらず、きっちりと作り込まれているのが印象的だ。メインとなるバッテリーはシート下に格納され、スクーターならではのスペースを活かし、同じ場所に予備バッテリーを入れることも可能である。
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予備バッテリーを活用することで航続距離を事実上2倍にすることもできるが、備え付けのバッテリーは必要十分、約3時間の充電で航続距離は29km。ちょっとした買い物や短距離の通勤などを想定した使い方であれば、問題のないスペックであるといえる。バッテリーの脱着も簡単に行えるので、日々の充電の負担もさほど大きくはないはずだ。

◆ホンダからはビジネスタイプの電動バイクがワールドプレミア

ホンダではプレスカンファレンスにて2つの新モデルが披露された。ホンダでは『PCX ELECTRIC』がすでに市販されているが、第2弾としてよりハードな使用条件下でも対応できるビジネスEV(電動車)『ベンリー エレクトリック』のプロトタイプがワールドプレミアされた。
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さらに、電動モデルとしては珍しい電動モトクロッサー『CR ERECTRIC プロトタイプ』も同時に披露された。オンロードだけでなくオフロードでの開発をすすめていくとのことから、今後のモデル展開にも期待したい。

◆無限は今年もマン島TTレースへ参戦!電動モトクロッサーもリニューアル

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M-TECでは6年連続のクラス優勝を目指し、2019年マン島レース TTゼロチャレンジクラスへの参戦継続を発表、同時に新型マシン『神電八』が公開された。レーシングバイクならではのカーボンパーツが多様され、各部が徹底して軽量化されていることも感じ取れる。
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さらにブースには、東京モーターサイクルショー2017にて発表された電動モトクロッサーE.REXの進化系モデルとなる『E,REX Prototype』が公開された。同プロジェクトはホンダとM-TECの共同で展開されており、前出の『CR ERECTRIC プロトタイプ』についてもバッテリー及びパワーユニットをM-TECが担当している。

◆ハーレーダビットソンの電動バイクも


ハーレーダビットソンの電動バイク『LiveWire(ライブワイヤー)』は、残念ながら今回のショーに展示されていなかったが、市販化を希望する声は多く、同社の手がける電動バイクがどのような仕上がりとなるのか市場の注目度は高いようだ。

各社によって様々なモデルが生み出されている電動バイク、レーサーやオフロードモデルなどカテゴリの拡大も進んでいる。今後のさらなる発展に注目したい。

(レスポンス 後藤竜甫)

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