【バンコクモーターショー2019】アコード など日本で未発表の新型車が続々! VIPデー

バンコクモーターショー2019がスタート。写真はBMW・X7発表の様子。派手なパフォーマンスで多くの観客を集めた
今回で40回目を迎える「バンコク国際モーターショー」が3月25日に開催されたVIPデーでスタートした。例年約160万人が来場する東南アジア最大のモーターショーで、今年も日本の自動車メーカーはすべてが出展。欧米からも主要メーカーが出展した。

今回のショーで注目されたのは、ホンダが10代目となる新型『アコード』を日本よりも早く出展したこと。すでに北米で発表され、23日より発売が開始されたが、もちろん右ハンドル仕様が披露されたのは世界初だ。新型アコードはステージ上に2台を出展したほか、フロアにも3台を展示。パワーユニットは1.5リットルターボとハイブリッドの2タイプがラインナップされた。いずれもタイ国内で生産され、価格はハイブリッド車で165万バーツ(日本円換算:約580万円)から。

トヨタは、日本での登場が待たれている新型『ハイエース』を出展した。注目度の高さではステージ上で目立っていた『スープラ』であるのは間違いないが、新型ハイエースもその近くのフロアにさりげなく置かれて存在を主張していた。ただ、エンジンをボンネットに収納したことにより、全長は6m近くにもなる巨大仕様。スモークフィルムが貼られていて内装を窺うことはできなかったが、これまでタイ国内でも展開されている多人数乗車ができるコミューターであることは明らかだ。

アウディは、日本ではまだ発表されていない『e-tron 55クワトロ』を出展した。2025年までにラインナップすべてに電動化モデルを加える、アウディの電動化戦略のスタートとなるクルマだ。八角形のプラチナグレーのシングルフレームグリルで、これまでのラインナップとの違いを強調。アウディ初採用となる電子ミラーも備えられていた。価格は509.9万バーツ(日本円換算:約1800万円)と発表され、2019年中にもタイ国内で発売される予定だが、展示されたのは左ハンドル仕様のままだった。

日産は昨年8月にタイ国内で発表されたフレームベースのSUV『テラ』を出展。会場入口にメインとして展示した。パワーユニットは2.3リットル・ツインターボディーゼルエンジンに7速ATを組み合わせ、最高出力190ps、450Nmの強力なパワーを発揮する。2WDと4WD仕様が選択でき、価格は131.6万バーツから。他に三菱が改良を受けた『トライトン』とインドネシア製の『エクスパンダー』を出展していた。

昨年のショーでは、欧州メーカーを中心に電動系車両を前面打ち出す展開を見せていたが、今年はその主張も沈静化。ヒュンダイがプラグインHVである『アイオニック』を押し出していたものの、必ずしも電動化にはこだわらない出展へと変わっていた。タイの国内の電力事情やインフラの整備を踏まえると、そう簡単に電動化は進まないとの判断かもしれない。そんな中でBMWはガソリンエンジンの新型車として『3シリーズ』『Z4』『X7』を披露。いつもながらその派手なパフォーマンスは評価が高く、今回も多くの観客を集めていた。

(レスポンス 会田肇)

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