実証調査したグリーンスローモビリティが初めて事業化 福山市で4月から

グリーンスローモビリティ実証の様子
国土交通省は3月28日、2018年度に調査するために実施したグリーンスローモビリティ活用実証が初めて本格事業化されたと発表した。

地域が抱えるさまざまな交通の課題の解決と、地域での低炭素型モビリティの導入を同時に進める「グリーンスローモビリティ」の地域での活用に向け、2018年度に実証調査を実施した。

実証調査は昨年10月30日から12月24日まで、福島県いわき市、三重県東員町、岡山県備前市、広島県福山市、熊本県天草市で、車両に電動小型バスタイプ、ゴルフカータイプを使って実施した。

5地域合計で延べ2644人が乗車した。調査の結果、グリーンスローモビリティの適性が高い地域として、公共交通サービスが十分行き届いていない地域、高齢化が進展する地域、地域コミュニティの維持・活性化が望まれる地域、観光振興が望まれる地域であることが確認されたという。

ただ、導入に当たっては電動・低速であるという車両特性と各地域の特性を踏まえて運行地区やルート、ダイヤを検討すること、地域住民や交通事業者などの関係者の積極的関与により事業スキームを設定することが重要なことが確認された。

調査したうち、広島県福山市では、実証期間中1071人が乗車し住民の7割が導入を希望した。これらの結果を踏まえて実証調査終了後4カ月という短期間で、アサヒタクシーが全国初となる本格有償事業(タクシー事業)を鞆の浦で4月から開始する。

(レスポンス レスポンス編集部)

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