アルパイン、開発中のスマホアプリと連動したカーナビデータソリューションを提案…ビッグデータ活用展2019

アルパインブース(ビッグデータ活用展2019)
自社カーナビで取得した走行ログによるナビプラットフォーム構築、子育て家族の行動分析で培ったコンサルティング、オープンイノベーションによる協業・パートナーシップと、新領域に取り組むアルパインが、ビッグデータ活用展に出展。今回は、3つの事業者むけに展開した。

「ナビゲーションプラットフォームを活用したデータービジネスソリューション」をテーマに出展したアルパインマーケティングは、販売店・小売店むけ、広告代理店むけ、物流事業者むけと、3つのターゲットにあわせてアルパインが開発中のデータビジネスソリューションを紹介した。

3つのターゲットに共通するのは、車載カーナビと連動した、スマートフォンアプリを活用したシーン展開。同社が開発中のカーナビ連動型スマホアプリのデモンストレーションを体験しながら、ソリューションの方向性を探っていくという出展内容だ。

アルパインマーケティングは現在、自社のカーナビから得られる走行ログデータを収集・分析し、ユーザの家族構成や行動傾向とあわせたソリューションモデルを開発中。2018年10月時点で2万件だった走行データログは、半年たった今年4月時点で40万件に達した。20倍のデータが集積し、300もの分類へと拡大している。

たとえば、平日よりも休日は寄り道回数が増え、休日の立ち寄り場所トップ10には、平日にはないファミリーレストランが入ってくるという具合。こうした膨大なデータから、「高速道路SA・PAに寄ったあとは、長距離移動をひかえてガソリンスタンドに立ち寄る」「中古車販売店に寄ったあとは、クルマ購入にともなう行動としてカーディーラーに行く」「ファミリーレストランに寄ってすぐ、混雑してることがわかってファーストフード店に行く」といった傾向もみられるという。

「パターンマイニングでいろいろな行動特性が読み取れるようになってきた。こうした自社の分析データをもとに、新しいビジネスモデルや提案につなげられる」と同社。今回の出展で同社は、顧客のニーズをさらに聞き出し、カーナビゲープラットフォームによるデータービジネスソリューションの方向性をしぼっていくという狙いがある。

◆店舗、広告、物流…3つの事業者むけ展開例

アルパインマーケティングが販売店・小売店むけ、広告代理店むけ、物流事業者むけに提案するソリューションをみていこう。店舗むけは、カーナビ連動スマホアプリを持ったユーザにむけて、その走行位置に近い店舗の情報を、タイムリーに出していくというもの。登録した店舗は、クラウド上にキャンペーンやセール、クーポンなどの情報を入力。その場に近づいてきたドライバーに、プッシュ通知するというイメージだ。

物流事業者むけは、配送先の搬入口案内や、車高や車幅の制限がある大型車の専用ルート案内、定型ルート配送のルート案内など。こうした特殊な案内は、カーナビで集積した道路情報をカスタマイズすることで実現できる可能性があるという。

また、「ナビ画面を広告媒体としてとらえられないか」という声がある広告関係者むけには、日時を考慮した広告表示、渋滞時などに立ち寄れるスポットの表示、目的地の天候を鑑みた別スポット提案、外出先で近くのお気に入りスポットの提案、テレビ基地局サーチ中に広告表示、といった可能性を紹介していた。

(レスポンス 大野雅人)

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