高齢ドライバー“暴走”防止緊急対策、きょう閣議決定[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

高齢ドライバーによる相次ぐ“暴走”事故を踏まえ、政府が検討を重ねてきた「交通安全緊急対策」を、きょう6月18日の関係閣僚会議で“スピード決定”するという。

その概要が判明し、きょうの読売が1面トップで大きく取り上げている。それによると、緊急対策の柱は高齢者の安全運転を支える対策の推進、高齢者の移動を支える施策の充実、子供の安全確保---の3項目だそうだ。

このうち、ペダルを踏み間違えた時の加速抑制装置は、センサーで障害物を検知する仕組みで、すでに実用化されているが、メーカーによって性能に差があるため、認定制度を設けて高性能の装置の普及を図るとしいている。

また、高齢者が安全機能の付いた車のみ運転できる「限定免許」の導入や、保育園などの周辺で車の通行を規制する「キッズゾーンの創設」も検討するという。

この交通安全緊急対策を遂行することで、痛ましい交通事故が少しでも減ることになれば、願ったり叶ったりである。ただ、保育園周辺に「キッズゾーン」を創設するという対策も実にわかりやすくて結構なことだが、高齢者に限らず、ハンドルを握るドライバーの、忘れかけていたマナーを改めて徹底させる啓もうも必要だろう。

例えば、免許取得時の講習では公園や学校付近では減速走行するとか、信号機のない横断歩道の手前でも速度を落とし、歩行者がいれば一時停止し、歩行者を優先するなどと教わったはずである。歩行者が手を上げても横断歩道を猛スピードで走り抜けていくような、マナー違反のドライバーが後を絶たない状況では、悲惨な事故は防げない。

先週末も自宅近くの環状8号線脇の道路の横断歩道で、横断中の80代の歩行者をはねて死亡させる事故が発生した。ドライバーが50代で高齢者ではなかったのでメディアではほとんど取り上げられなかったのだろうが、横断歩道には歩行者がいるものと考え、ドライバーが安全確認をしていれば防げる交通死亡事故だった。政府の緊急対策も机上の空論にならなければいいが……。

2019年6月18日付

●急加速抑制性能を認定、高齢者運転事故防止、政府緊急対策(読売・1面)

●景況感急速に悪化、本社100社調査、「足踏み」倍増57社(朝日・1面)

●「スペースジェット」お披露目、三菱航空機「M100」納入2023年目標(朝日・9面)

●カーシェア「移動距離ゼロ」の怪(朝日・9面)

●ながら運転中、あっ警官、虚偽通報容疑で逮捕(朝日・30面)

●「年金だけでは不足」84%、本社・FNN合同世論調査(産経・1面)

●BBQ食材無人島に空から届けます、横須賀で来月から実験(東京・6面)

●TX車両増やし混雑緩和へ(東京・20面)

●歩道に車、小学生らはねる、町田、運転の60歳逮捕(東京・29面)

●ファーウェイ4000万台減産、スマホ、世界販売2割減(日経・1面)

●スズキ、軽の安全装置相次ぎ拡充(日経・35面)

(レスポンス 福田俊之)

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