ボルボカーズ、電動車向け電池の調達にブロックチェーン技術を活用…自動車メーカー初

ボルボカーズの電動車
ボルボカーズ(Volvo Cars)は11月6日、自動車メーカーとして初めて、電動車向けバッテリーに使用するコバルトの世界的なトレーサビリティ(追跡可能性)を実現するため、ブロックチェーン技術を活用すると発表した。

ブロックチェーンは、暗号化を介して相互に連携する記録と、そのリストを含むデジタル台帳だ。サプライチェーン内において、この技術は変更不可能な取引の記録を作成し、同時に記録可能なデータに関する一連の共通ルールを課す。これにより、ブロックチェーンの参加者は、取引に関して独立して検証と監査を行うことができるという。

自動車メーカーが直面する重要な課題のひとつが、コバルトなどのリチウムイオンバッテリー製造に使用される鉱物原料のトレーサビリティだ。自動車用バッテリーの原材料が責任を持って調達されていることを顧客が確認し、信頼してボルボカーズの電動車を利用できるようにするために、ボルボカーズは完全なトレーサビリティの実現に取り組んでいる。

透明性があり、信頼性の高い共有データネットワークを確立するブロックチェーン技術は、検知されずに原材料の産出地に関する情報を変更することはできない。そのため、原材料のサプライチェーンの透明性が大幅に向上するという。

ブロックチェーンで共有するデータには、鉱物コバルトの産出地、その重量や大きさといった特長、調達過程の管理、ブロックチェーン参加者が「OECDサプライ・チェーン・ガイドライン」に沿っていることを証明する情報が含まれる。この方法により、サプライチェーンに参加する業者間の信頼が確立される、としている。

(レスポンス 森脇稔)

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