ランドローバー ディフェンダー 新型、映画『007』最新作に起用 2020年4月公開

ランドローバー・ディフェンダー新型『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』撮影中
ランドローバーは11月13日、映画『007』シリーズ最新作として、2020年4月に公開予定の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(『NO TIME TO DIE』)に、新型『ディフェンダー』(Land Rover Defender)が起用されると発表した。

ジャガー・ランドローバーは、映画『007』シリーズ制作において、EON Productionsと長きにわたりパートナーシップを結んでいる。その始まりは、1983年の『Octopussy』で、同作品には、『レンジローバー・コンバーチブル』が起用された。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、新型ディフェンダーのほかに、『レンジローバースポーツSVR』、ランドローバー『シリーズ3』、『レンジローバー・クラシック』が登場する予定だ。

◆新型の最大渡河水深は900mm

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に起用される新型ディフェンダーは、ロングボディの「110」だ。エアサスペンション仕様で291mmの最低地上高を備えており、アプローチ・アングル、ブレークオーバー・アングル、デパーチャー・アングルはそれぞれ38度、28度、40度とした。「テレイン・レスポンス2」の新たなウェイドプログラムにより、最大渡河水深は900mmを可能にしている。

新型には、ランドローバーが新たに極限環境向けに開発した「D7x」アーキテクチャーを導入した。軽量アルミ製のモノコック構造で、ランドローバー史上最も頑丈なボディ構造となっている。従来のラダーフレーム構造と比較して、およそ3倍のねじり剛性を確保した。

◆世界各地で過酷なテストをクリア

新型は、開発の過程で6万2000項目以上のテストをしており、シャシーとボディ構造は一般的なSUVや乗用車の基準を上回る。そして、ランドローバーの「Extreme Event Test」において、持続衝撃試験もクリアしている。

開発過程においてプロトタイプ車両は、50度の灼熱の砂漠からマイナス40度の極寒の北極、コロラド州の標高1万フィートのロッキー山脈まで、地球上で最も厳しいとされる環境で、何百万kmも走破している。

◆ジェームス・ボンドのカーチェイスシーンに登場

ランドローバーのデザインチームは、スペシャルエフェクト、アクション車両スーパーバイザーのクリス・コーボールド氏と密に協力して、映画で使用する新型ディフェンダーの仕様を決めていった。サントリーニブラックのボディカラーをまとう「ディフェンダー X」をベースに、ダークカラーのスキッドプレート、20インチのダークフィニッシュホイール、オフロードタイヤを装備した。このモデルは、スロバキア・ニトラのジャガー・ランドローバーの新工場で組み立てられた最初の新型ディフェンダーだ。

新型ディフェンダーは、ジェームス・ボンドのカーチェイスシーンに使われる。「007」のスタント専門チームによって、過酷なオフロードでテストが行われ、その走破能力が実証された。

ジェームス・ボンドのスタント・コーディネーターである、リー・モリソン氏は、「ボンド・シリーズのアクションシーンの設計やコーディネーションに、妥協は許されない。敵との激しい攻防戦や、急勾配な坂を走破したり、河を渡ったりと、あらゆることに耐えうる車が求められる。そして選んだのが、新型ディフェンダーだ」と語る。

ランドローバーは、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の凄まじいカーチェイスシーンで、新型ディフェンダーが使われるのは、その類まれな走破能力を証明するのに最高の舞台となる、としている。


(レスポンス 森脇稔)

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