【トヨタ グランエース】全長5.30m、最大8人乗り、価格は620万円から

グランエースPremium
トヨタ自動車は11月25日、全長5.30m、フルサイズの高級ワゴンとして新型車、『グランエース』を発表した。12月16日より販売する。2つのグレードを設定し、価格は3列シート6人乗りの「Premium」仕様が650万円、4列シート8人乗りの「G」仕様が620万円。

室内長3290mm、室内幅1735mmの室内は、ゲストをもてなす上質でゆとりある空間を意図した。

3列シートのPremiumグレードは、2列目と3列目の4席にエグゼクティブパワーシートを採用、ロングスライド機構やパワーリクライニング機構、パワーオットマン、快適温熱シート、格納式テーブルなどを装備する。4列シートのGグレードは、2列目にエグゼクティブパワーシート、3列目にレバー操作でシート調整可能なリラックスキャプテンシート、4列目にワンタッチで座面が跳ね上がる6:4分割チップアップシートを採用する。

スマートフォンと連携可能なディスプレイオーディオを標準装備、全ての乗員にコネクティッドサービスを提供する。SmartDeviceLinkに対応するTCスマホナビや、音楽・ラジオアプリなどをディスプレイオーディオ上に表示して操作が可能。LINEカーナビでは、音声認識で、目的地設定やLINEのメッセージの送受信、音楽再生などが可能だ。Apple CarPlayやAndroid Autoなどの地図アプリや音楽アプリも、ディスプレイオーディオ上で操作・利用が可能(オプション)。

セミボンネットのボディは全長5.30m、全幅1.97m。トヨタでは全長5m以上をフルサイズと呼ぶ。存在感のある車体の大きさと、取り回しの良さとを両立させたという。最小回転半径は5.6m(17インチタイヤ装着)となっている。駆動レイアウトは後輪駆動の2WD、エンジンは2.8リットル直噴ディーゼルターボ、トランスミッションは6ATの設定だ。燃費はWLTCモード走行で10.0km/リットル。DPRや尿素SCRシステムの採用により、排ガス中の窒素酸化物(NOx)を低減、「ポスト新長期帰省」に適応した。

販売目標台数は年間で600台。生産工場はトヨタ車体のいなべ工場。車両は東京モーターショー2019で先行展示されていた。

(レスポンス 高木啓)

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